以前から、密輸入の問題で家宅捜査などを受けていたギブソンが
罰金30万ドル(約2300万円)を支払うことになった。
2011年9月3日記事 再更新
ギターの老舗ギブソン社密輸入の疑いで家宅捜査
CEOのHENRY JUSZIEWICZ氏
8月末に、連邦当局がアメリカテネシー州のギブソン社の工場を家宅捜査した。
インドなどで保護されるべき材木を伐採し違法輸入して製造過程に使われて
いなかったかを調査するための家宅捜査だったが、今のところ起訴されていない。
ヘンリーCEOは、これまで17年間に渡り定期的に木材を輸入する中では
まったく問題がおきておらず、今回はできるだけ丈夫な木材を輸入しようと
した中に、こうした問題のある木材が含まれてしまっただけと反論している。
アメリカにはレーシー法という法律によって違法伐採を禁止する法律がある。
ギブソン社は、フィンガーボード部分にインドからの輸入木材が欠かせないため
そのパーツにはインドの木材を使用して製造してきたが、全てが違法というならば
多くのアーティスト、販売されたギター類は全て押収されなければならなくなるが、
そんなことは無理だろうとCEOは語る。
今回の件でギブソン社への影響は小さいものとみている。
ギブソンの工場では、生ギターからエレキギターなどが生産されているけれども
工場で仕上がったギターの音色を確認する職人達がいることを知って驚いた。
テネシー州 ギブソン工場内
ギターの品質に対するこだわりがあるから高価でも売れるのだろうな・・・