私はAMD,RADEON派故に現在トップに君臨するNVIDIAには縁がない。
自作パソコンはまずCPUを選ぶことから始まり、GPUも元ATIのRADEONかNVIDIAのGeforceかで値段も性能も変わる。日本製のCPUなんてX86環境の自作PC組みだした90年代後半から見たこともない。最初は今は無き秋葉BlessのキットをK6-Ⅲ450とNVIDIA TNT2で組みだしたところから始まり、ひたすらintelと言う当たり前を選ばずアナーキーとも言えるAMD派を貫いて参りました。
今も我が家に残る初代TNT2,KYRO,DeltachromeなどGPUも変態セレクトw
AMDが加ATIを吸収合併してからはRADEON一筋になってます。
ちなみにAMDは90年代からフェラーリF1のスポンサーでリアウィング翼端盤にずっとロゴを掲げ続けています。
自作PCを組まない人には、何が何だかチンプンカンプンだと思いますが、日本にも基盤作ったり、部品作ったり、製造するマザーマシンにおいては他の追随を許さないトップを行く重要な産業になってます。
かつてセガ派だった私は、サターンでゲームに導かれ、同じ頃務めていた会社を首になり、派遣を始めました。
その最初の派遣先が、チップマウンターの並ぶ基盤の組み立て工場でした。
https://www.youtube.com/watch?v=BIi36PvZojE
このブログを書こうと思った動機は、
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1159943.html
で昔自分がやってたあの仕事が、今はチャイナで台湾の技術を使って行われているのだなあと実感したことで、チップマウンターもかなり小型化してますし、はんだを焼くリフローも1ラインに表裏用とボンド用3つ設置してあるし、この基盤自体3度の焼成を潜り抜ける耐久性が高いものになってるのだなあと感心するものであります。
私が派遣になったあの時点で、この手の両面はんだ付け実装のPC用マザーボード、その他基板組み立ての仕事はかなり台湾だったように思えます。その台湾の企業をチャイナに誘導したのは馬総統で、今チャイナが切られてチップが止まってしまった場合、台湾にすぐにそれが戻ることができるのかかなり不安であります。
それにしてもこのライン、フラフラあちこちしてるやつが多くて、すごく非効率w
共産党の監視が多いんでしょうね。作業員は例の農民工。ウイグル人だったらホントにかわいそう。
あのチップマウンターにリール状に供給されている部品は大方日本製。
村田製作所の抵抗だったり、京セラのコンデンサだったりします。23年前と何も変わってません。裏面から挿入される大型チップが肝のRTX2070チップ。これはおそらくマレーシア製。
このZOTACというメーカーはチャイナのメーカーなのか、台湾起源のメーカーなのか定かではありません。台湾のメーカーはASUS、AOPEN、ACERなどAがついているものが多いですね。
あとGIGABITE、ASROCK、MSIなども台湾が起源のメーカーです。
俺らじじいにも、ちょっと目がしょぼくなってチェックは心細いけどwこれくらいの仕事は楽々出来ますよ。チャイナが排除されるショックは、今チャイナが大量の人員をかけて行っている仕事を、どれだけかっさらって戻せるかという勝負を台湾と日本が手を取り合って行っていかねばならないということで、メインのCPUの最先端工場はTSMCだし、抵抗やコンデンサは他の追随を許さない日本製。もちろん日立や東芝などまだまだ力を温存している企業は山ほど日本にあります。安い人件費にやられてしまった時代はもうとっくに過ぎて、台湾、日本共にもう一段の省力化、サプライチェーンの再構築が迫られています。








