そして、早くも土曜になった。
一応、私も着いて行く事になった。
お見合い場所は…遊園地だった。
私はエリナと一緒にキャラメルマキアートを飲みながら、和輝が来るのを気長に待った。
私は、和輝が来ても来なくても、どっちでもいいと思っていた。
実は、和輝に彼女がいるか聞いたときに告られたのだ。冗談だろうけど、ドキドキしていた。今でも、そのときめきを思い出せる気がする。
嬉しかったけど、どうみても誰でも良い様な言い方で告られたので、返事は返さなかった。それに、そのときは彼氏が居たからだ。『空』っていう…
自然破局という形で終わった。子供の恋なんてそんなものだ。

やがて、待ち合わせ時間を15分経過した。息を切らしながら、和輝が走ってきた。いつもよりお洒落している気がした。
『はぁ…、初めて会うってぇのに遅れちった…。』
『気にしてないですよ、始めまして エリナです。』
『和輝です、よろしく。』
もう、このときにエリナに惹かれていたのだろうか、和輝は頬を赤く染めていた。私といるときにはない、特別な表情で…。
和輝は、途中でトイレに行った。私とエリナは、和輝の話をしていた。
『ねぇ、どうよ?和輝!』
『え、どっちかって言う
追いかけて、追いかけて、追いついて。

そしてまた離れて行く。

恋とは、そういうモノなんだ。

あなたを好きになって解った

あなたを好きになっていろいろな疑問を持ち
いろいろな答えを得た。

私はきっとまた、違う形で貴方に恋をする

そして、また貴方に選ばれず、学ぶだろう。
あなたを好きになれて、良かった…




私は、優実。

現在は小学4年、10歳だ。
今のところ、好きな人は居ない。
毎日、憂鬱な日々を過ごしている。
あまりにもつまらない休み時間は、1歳年上のエリナのところへ行く。
◇エリナ◇
学年一モテる女の子。可愛くて背が低い。
可愛いのは良いとして、性格が少々悪い。
『男に飽きっぽい』のだ。
付き合っても2、3週間で解れるという物凄い性格。
エリナとは1年生の時に触れ合いタイム(1年と2年が仲良くなる為の会)がきっかけで仲良くなり、今は歳の差を越えた親友 の関係なのだ。
ある夏の朝、登校しているときに男の子が駆け寄って来た。