漁閑期の9月は、収穫の秋です。
海と陸とは真逆の繁忙期です。
10月から牡蠣が解禁となるので、海は10月から牡蠣・わかめと繁忙期を迎えます。
さて、本日から2日間は、カフェちょこっとの天日干し米の稲刈・ハセガケ日です。
事務局の渡辺も山を降りて田畠で収穫です。
コンバインではなく、一手間掛けたハセガケ天日干し米に拘っています。刈り取ってから、水分が抜ける間、太陽を浴びて旨味が増します。
山の恵みは、降った雨が地下へ浸透して、地下水となり、湧水地点から農業用水として田畠を潤します。山の水源涵養機能がなければ、濁流が川から注ぎ、田畠も牡蠣も肥育しません。綺麗な山があって機能します。
1ヶ月半天日干し乾燥後に、稲コキをして新米が食べられます。稲コキ後に、藁は牛舎の敷物や餌になり、牛舎から春に肥料が届きます。
短期的な経済合理性や、短期的な利便性を犠牲にしても、自然の循環を大切にして暮らしを守る。自伐型林業は、小農の農林業です。
山を守り、農林漁業の循環を守る。ライフスタイルを変える事で、自伐型農林業を実践しています。山の恵みは皆さんの食卓を支え、皆さんの身体を作ります。山づくりは人づくり。
山の神は、春に田畠に降りて、冬に山へ帰ります。
事務局 波伝の森山学校(同)渡辺




