殻付き牡蠣の三銃士 | SC南三陸のブログ

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南三陸サポーターズ倶楽部
持続可能な社会を目指す生産者と消費者のコミュニティです。


戸倉っこかきを殻付き牡蠣でつくる戸倉の若手漁師3名。
繁栄丸菅原幹生
明神丸後藤新太郎
日枝丸後藤太一
美味しく肉厚な牡蠣の品質にこだわる。
一年子の身の大きさ。籠で揺らして殻を擦り殻の成長を止めて、実だけを大きく厚くする養殖方法です。

約30個程入れて波に揺らします。

その場で身入りを確認。
皆様に届くのは。牡蠣の網棚に入った2年子なので、もっと大きいものです。

温暖化の影響でしょうか、寒いほど水温が低いほど成長する牡蠣は、例年より成長が遅いです。
美味しいタイミングで出荷したいので、特段希望が無ければ、3月頃の出荷になります。

皿貝やシュリコ(イガイ)等の牡蠣養殖の副産物も、漁業体験者へのサプライズ。

シュリコ汁は出汁の美味しさが漁師の酒の肴になります。

南三陸へ足を運ぶと、希少なためになかなか県外流通しない美味しい食材アワビツブも楽しめます。

戸倉のカフェ『ちょこっと』で裏メニュー『メカブトロロハワサビパスタ』。

ふのりも処理保存方法次第で、赤くならない緑のままの鮮度で味噌汁になります。
海のものを食べるなら、やはり漁師の家庭料理を試してみるのが理想的です。


牡蠣ケタのアンカー土嚢。海仕事と陸仕事の割合をどうするか、漁師の仕事は、船上だけではありません。牡蠣を揚げたら洗浄、滅菌梱包出荷。剥き身なら滅菌後の牡蠣剥き作業があります。牡蠣棚網や浮き玉に付着した海藻やシュリガイを落として洗浄補修も陸上での作業です。この季節は、午前3時半から作業をしています。その他に海が荒れたら漂流物の除去作業もあります。

美味しい牡蠣を育てる。小さい牡蠣を間引きして剥き身で出荷、大きくなるものを厳選して網に入れて、2年子に育てあげます。山から流れ込むアルカリ度の高い養分豊富な真水と、それによって成長する餌となる植物性プランクトン。豊富な海のミネラルの絶妙なバランスが、牡蠣を成長させていきます。人間に出来る補助作業を通じて、自然の恩恵を最大化させる漁師の技術。この伝統技術を伝承するお手伝いが、美味しい牡蠣を食べる事で可能です。
戸倉の殻付き牡蠣三銃士が、皆様の美味しい牡蠣を預かって大切に育てて提供します。
3月までお待ちください!