皆さんこんにちは。石渡俊彦です。

ゴルフレッスンを始めて24年が過ぎました。
早いものです。

今回はレッスンに対する思いをお話ししたいと思います。

正直言って始めは、自分のゴルフを続けるためにスタートしました。
しかし、やっていくうちに奥深さとお客さんが上達した時の喜びを見るうちに意識は変わっていきました。

そんな中、ひとつの大きな出来事が。
都内でレッスンを受けてくださった65歳の大手商社の副社長さん。
毎週1番乗りでレッスン前に来てくれ、自主練習をする熱血ゴルファーでした。

ところがある時から2週続けて欠席。
聞くと腹水が溜まり黄疸が出てしまったとのこと。
急遽お見舞いに伺うと、笑顔で迎えてくれました。

「◯◯さん、早く治してまたゴルフしましょうよ」
「いやぁ石渡さん、今回ばかりはダメですわ。自分でわかるんです」
返す言葉もありませんでした。

「でも、最後に石渡さんに会えてゴルフ出来て良かったですわ。ありがとう」
と言っていただき胸が熱くなったのを覚えています。
たった一度のレッスン、しかしそれが最後になるかもしれない。

1対多勢であっても、お客様にとっては常に1対1である。
そんな当たり前のことを思い知らされました。
これからも出会いと縁を大切に歩んで行きたいと思います。