※この記事では、東武特急スペーシアを私見で観察していきますが、根拠があるものではありませんので、その点をご了承の上でお読み願います。

お読み頂き、ありがとうございます‼今週こそは旅行記を書くぞ‼‼と意気込んでいたものの・・・思ったより編集に時間がかかっているので、今回は旅行記からは逸れてしまうものの、「旅行中に紹介したい!」と感じた小話を書いてみたいと思います。よろしくお願いします‼

今回の主役はスペーシア、この名前から恐らく以下の3択のいずれかが思い浮かぶと思います。

①東武特急

②車

③知らん

多分こんな感じ…のはず。

今回は①のスペーシアを独自視点で観察します。(検索したら②が一番上に出てきた…何か悔しい)

本題に戻りまして、東武特急スペーシアは関東の野望に溢れた大手私鉄、東武鉄道が所有している特急で、浅草かJRの新宿や季節限定で他のデカめな駅から日光、鬼怒川方面を結んでいます。しかしながら使っている車両の寿命が迫ってきていて、スペーシアXという超豪華近未来特急へ次々にバトンを渡しており、全滅のカウントダウンが進み続けている車両です。ということで旅の途中で乗ってきました。

始めに顔面はこんな感じです。35年前に作られた車両なのですが、そんなに時代が経過しているとは思えないくらい近未来的だなという印象です。今よりも角の目立つ車両が多かった登場当時には更に輝きを放っていたであろうことが想像できる顔つきに見えました。

こちらが交代相手のスペーシアXです。さすがにこちらの近未来感には敵いませんね…でもきっと30年前はスペーシアもこんな印象だったはずです。

続いて車内の紹介です。車内はバブル時代に作られたので、豪勢な設備が特徴です。物凄く人気の特急で、乗車日も家族やカップルで大盛況だったので客室内は撮影できず…仮に車内を撮影できたとしても一部に一般客立入禁止の場所があり、全ての場所を自ら紹介することができません。せっかくならスペーシアの素晴らしさの全てを皆様に紹介したいので、今回は東武鉄道の公式サイトの画像をお借りして貼り付けさせていただきます。
以下2枚どちらもhttps://www.tobu.co.jpより

上が普通席で下が個室席、私見の前に一言

東武さん、座面横からも映して~

これじゃ他の特急と同じに見える……スペーシアは座面と背面の厚み、前の座席との間隔が魅力だというのに…ぜひともご検討お願い致します。

話を戻しまして、座席について語るのですが…悔しいことに普通席しか乗ったことが無いんですよね~ショボーンというのも個室席は4人で1部屋なのですが…ぼっちで4人分払うと破産待った無しなのと、他のグループに申し訳なくて乗るに乗れず…さらに上級客室なので立入が禁止されていて、それに加えて一番端の車両なので「移動のついでに失礼します」ともいかず見たことすら無いんです。1両6部屋限定で座面も画像を見た限り横幅が凄まじそうで物凄く憧れてますおねがいということで普通席だけの紹介になってしまいますが、座席の厚みは他に例えが見つからない心地よさで座面は沈みすぎず反発しすぎない絶妙なバランスで背面は包み込むような快適さです。あまりに快適すぎて、都内で乗車して何となく景色を眺めていたはずが、爆睡していたようで気づいたら埼玉県を越えて栃木県に突入していました。特に画像からも伝わるかと思いますが、頭を置く位置の両側の厚みが凄まじく、自分のスペースが確立されている感じがして、頭を置くと優しく包まれ最高でした‼前の座席との間隔はXの名前の通りチビ(153センチ)の場合は膝から伸ばしても届かないくらい離れてます。(短足なだけかもおねがい)調べてみたところ、座席間の幅が1100mmらしいです。1mmも理解できないですがJRの特急のグリーン車に近い幅だそうです。特急料金だけでグリーン料金が取られないスペーシアはかなりお得な特急ですね✨

続いて車内探索で見つけた他の車両では見られない(はず)特徴的なスポットを写真と共に語っていきます。

まずは座席で見つけたこちら

課金すると大体付属する足置き(肝心な足置き撮ってないえーん)、使ったことは無いですが素足用の向きがあったんですね、画像の部分には車内の設備の案内か注意事項が書いてあるイメージなので、斬新かつ機能的で思わず撮っちゃいました。他社も足置きの近くに書いたら更に快適になりそう‼

続いて客室とデッキの間にあったこちら
3号車の半分を占領している元車内販売スペースです。少し前までここで軽食等が買えたんだとか…その光景を見てみたかったし、味わってみたかったなぁ…そんなどこか寂しい空間には、この場所が賑やかだった頃を知っているであろうスカイツリーのキャラクター達が当時の空気を今に伝えてくれていました。

なんだか切ない感じになっちゃいましたが…この場所、車内で唯一の、しかも他の車両ではほとんどお目にかかれない、とてつもないボーナススペースなんです‼‼

それがこちら
    景色ドーン‼‼
なんとこの場所、普通なら4人で1枚の窓をシュアするところを3枚(12人分)も一人占めできちゃうんです‼
溢れ日の中、絶えず手前から奥へ流れていく景色が旅情を何倍も高めてくれました。ほとんど通る方がいなかったので、しばらく立ち尽くしてました。乗ることがあったらぜひ行ってみてください‼

続いてデッキの定番のこちら

洗面台です。30年以上経っているとは思えない清潔感に驚きました。日々清掃整備なさる方に感謝感激です‼
途中から付けられたのかもしれないですが、ジェットタオルがあるのが新鮮でした。そして水温調整ができる車両を他ではほとんど見たことがなく、更に50度まで対応しているのは、かなりハイスペックだと感じました。冬の時期には温泉へ向かっている途中で手湯が楽しめそう照れ

続いてはこちら

ごちゃごちゃと文字盤が並んでいますが、注目ポイントはマーカーを引いた禁煙の案内です。一見どこにでもある禁煙案内ですが…
よく見てみると1枚目では「禁煙車」となっていて2枚目では禁煙の下に小さいですが「デッキ内での喫煙はご遠慮ください」と書いてあります。上記の2つを合わせて文を作ると「この号車と、この電車のデッキ以外の場所では吸って構いません」となってしまいます。もちろんそんな訳は無く、全ての場所で現在は禁煙です。が、昔は喫煙可能だったようで、調べた限りですが2006年まで喫煙車があったそうです。喫煙=サービスの一部、そんな時代もあったんですね。恐らく1枚目の表記はその名残だと思います。変態以外はマークしか見ないでしょうから問題ないですし、全ての号車に禁煙車と貼ってあるのでただの揚げ足取りですが、禁煙車と書いてあると喫煙車もあるような気がして、車内で喫煙できた時代を知らない身として、この3文字が貴重に感じ、宝を掘り出した気持ちでした。何気なく日常に溶け込む昔ながらの物が大好きな身としても見つけることができて感無量です‼

最後に同じく大好物のこちら
車内の掲示で私の一番のお気に入り「ドアコックの説明文」です。非常時にドアを手動で開けられる状態にする装置の説明なのですが、会社や時代で文言に個性が溢れていて、毎度チェックしちゃいます。
東武の文面で特徴的に感じたのはマーカーを引いた部分です。法に触れるなんて当たり前なんですが、よくパッケージに書いてある当たり前の注意文と同じような感じで書いてあるんだと思います。他の会社では僅かなスペースに必要最小限の案内が添えてあるのが一般的で優しい車両だと感じました。そして突っ込みたくなったのが英文中のstation staff、英語力が乏しいので念のため調べたのですが「駅員」と訳されていました…!?
車内に駅員なんていないぞ???
もしかしたら駅でドアが開かずに外側のハンドルから駅員さんが開けて誘導することもあるでしょうし、海外に行ったら変な日本語の案内だってありますから、ニュアンスが伝われば充分とも思いますが…海外からの乗客も多い特急なので「train crew」って書き直しても良いような気がします。とはいってもそもそもこんなとこ見ないでしょうから問題ないんでしょうね…きっと

最後に特徴的な外観のこちら

カッコいいロゴが書いてありますが…この部分の座席を予約してしまったら景色を見られないハズレ席で長時間耐久を強いられてしまうのでしょうか??
さすがにそんなことはなく、この裏に先程の車内販売スペース跡があります。
車内販売スペースの外側には物販を搬出入する隠し扉があるのですが…全然見当たりませんでした。隠すの上手すぎる‼
隠し扉のある箇所を知っている方いらしたら教えてください‼

観察コーナーは以上となりますが、もう少しお付き合いください。🙏
ここまで語ってきたスペーシアの名前の由来ですが、Wikipediaの情報によると、空間、宇宙の英単語「SPACE」に固有名詞の「IA」(バカなんでよくわからん)を合わせた言葉だそうで、一般公募から選ばれたとのことです。一方の新型スペーシアXのXの部分には

・新車に乗ることで新しい旅を体験できる→Experience(そろそろ効果切れそう)
・乗ることで得られるたくさんの価値→Excellent、Extra、その他
・文化や人の交わり→cross(X)
・未知なる可能性→X(唐突なゴリ押し感w)

という素敵な意味があるらしい(スカイツリーの支柱も入ってるかと思った)のですが・・・これらの単語達に既視感がありませんか?
SPACE、宇宙、X……!!?

もしかしてイーロン・マスクさん東武ファン!?

まさかね~とか考えながら、スペーシアXのデビュー日とTwitter→Xに変わった日を興味本位で調べて見たところ・・・

スペーシアXデビュー日→2023年7月15日

Twitter→Xに変わった日
→2023年7月24日

もうこれは確定ですね(笑)

イーロン・マスクさんも愛する?スペーシア、こんなに深掘りせずとも乗ったら分かる最高の移動空間ですので、ぜひ栃木県まで移動するときには乗ってみてください‼

他にも東武鉄道には個性豊かで魅力溢れる車両がたくさん活躍しています‼これからも紹介したいと思います。

【おまけ】
終着の鬼怒川温泉でV(tuber)センサーが反応しましたので紹介したいと思います。
それがこちら

な…なんと

ヨ(余)怒川温泉にいました‼

ちなみにヨと書いてあるのは
こちらの車掌車です。「シャショウ」のヨらしいです。Wikipediaによると、現在、国内で常に連結して走っているのは写真のSLのみだそうです。写真前側のSLが小さく、安全に必要な機械が付けられなかったので代わりに車掌車に積んでいるそうです。ということはヨを見れる(ほぼ)日本唯一の場所が鬼怒川温泉…こんな奇跡無いですよ‼日光・鬼怒川地区でぜひコラボしてほしい‼‼
さらにさらに‼ここまで乗ってきたスペーシアの型番は100(百)系なんです‼‼
しかもしかも‼SLが走っている場所から比較的近い場所に「あやめ公園」を発見‼
これはコラボするしかないですよね‼‼

と、淡い期待を寄せつつ、今回は終点としたいと思います。今回も拙い長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。