キャベツ

 

登場人物

女子高生

綾・・・野菜嫌い、おやつ大好き。
梨友・・綾の友達、基本普通の子。
麻美・・大食いモンスター。
ミク・・存在感の薄い子。

景子・・コンクールのライバル。
さつき・コンクールのライバル。
亜希・コンクールのライバル。

先生

優子・・怖い。特技はチョーク投げ。


学校の帰り道。
綾と梨友は二人で笑いながら帰っていた。

友梨「綾ちゃん
   知ってる?」

綾「何々?」

友梨「今度
   高校の料理コンクールがあるんだって。」

綾「料理コンクール!?」

友梨「綾ちゃんは料理上手だから出てみたら?」

綾「料理上手だなんて、
  友梨ちゃん誉め過ぎ!」

友梨「ギャア!?」

綾は笑顔で友梨の方を叩かく。
以外に力が強く友梨は吹っ飛ばされる。

綾「ごめん、ごめん。
  友梨ちゃん、大丈夫?」

友梨「平気だよ。
   だって綾ちゃんは毎日こんな調子だもん。」

綾「友梨ちゃん、
  大好き!」

友梨「料理コンクールの優勝者には
   おやつ1年分だって。」

綾「出る!
  料理コンクールに出ます!」

友梨「綾ちゃん、
   がんばって。」

綾は友梨に抱き着く。
2人は笑顔で自宅に帰って行った。


場面が変わる。

料理コンクール当日。
会場は学校の家庭科室だった。
たくさんの生徒が集まってザワザワしている。

友梨「綾ちゃん、
   以外に料理コンクールに出る人って多いんだね。」

綾「友梨ちゃん、
  緊張でドキドキしてきたよ。」

麻美「綾さん!」

綾「麻美ちゃん!?」

そこに麻美が現れる。

麻美「綾さん、
   大会の優勝者は私よ!」

綾「麻美ちゃん、
  負けないからね!」

麻美「おやつ1年分は私のものよ!」

綾「おやつだけは譲れないわ!」

二人の視線の間で火花が散る。
友梨は呆れる。

友梨「2人とも
   おやつが目当てなのね・・・。」

友梨の肩をポンポンと軽く叩く手がある。
友梨は振り返るが誰もいない。

友梨「ミクちゃんね。
   おはよう。」

ミク「友梨ちゃん、おはよう。
   私も料理コンクールにでるんだ。」

友梨「えぇ~!
   ミクちゃんもおやつ目当てなの!?」

ミク「違うよ。
   参加して存在感をUPするんだ!」

友梨「ミクちゃんが燃えている!?」
  (姿は見えてないんだけど・・・。)

綾たちが騒いでいると
家庭科教室に3人の生徒が入ってきた。

さつき「邪魔よ!
    どきなさい!」

景子「ごめんね。」

亜季「ふにゃ。」

3人は学校の高学年にあたる。
3人は綾たちの前を進んでいく。
さつきの肩が綾にあたる。

綾「イタ!」

さつき「あなたが悪いのよ!
    私の肩にあたった
    あなたが謝りなさい!」

綾「え!?」

景子「ごめんね。」

亜希「ふにゃ。」

さつきはかなり性格が悪かった。
それを景子がフォロし
亜希は関わらないようにしていた。

綾「なんですって!?
  どうして私が・・・。」

友梨「ダメ!
   綾ちゃん、
   さつき先輩はスケバンだよ。」

綾「スケバン!?」

友梨「不良のことだよ。」

綾「ガーン!」

友梨「怖いから誤った方がいいよ。」

綾「すいませんでした。」

さつき「ふん!」

景子「ごめんね。」

亜希「ふにゃ。」

綾は怒っていたが
友梨に止められ
さつきがスケバンと聞いて怖くなり
すんなり誤った。

さつきはおもしろくなさそうに
景子はさつきの態度を誤り。
亜希は相変わらず意味不明である。

そこに優子先生が教室に入ってくる。

優子「は~い!
   みなさん!
   静かにして下さい。」

生徒が静かになる。
先生は生徒の前に立つ。

優子「それでは料理コンクールを始めます。」

綾「おお!」

綾は叫ぶ。
それを見た先生は黒板からチョークをとり
綾を目掛けてチョークを投げる。

綾「ギャア!」

チョークは綾に命中。
綾は沈んでいく。
綾は気絶した。

静かになったのを確認して
先生は言う。

優子「ごほん。
   料理コンクールですが
   参加者が多かったので
   予選を行います。」

生徒「えぇ~!」

優子「予選のお題は・・・
   キャベツの千切りです!」

生徒「えぇ~!」

生徒の苦情にイラっとした先生は
チョークを持って生徒を威嚇する。
生徒は静かになる。

優子「千切りが早くできた
   上位8名だけ決勝トーナメントに出場できます。」

友梨「綾ちゃん、がんば・・・。」

励まし合おうとした友梨だったが
綾はまだ気絶して寝込んでいた。

友梨「・・・。」

生徒は持ち場に移動して準備する。
先生は時間を見て

優子「スタート!」

生徒たちはキャベツの千切りを始める。
「トントントントン!」
キャベツを千切りしている音が教室に響く。


場面が変わり綾の夢の世界。
学校の運動場で
綾は巨大化し、
巨大キャベツと睨めっこしている。

綾がキャベツを押そうと飛びかかるが
キャベツはビクともしない。

綾「あぁん!?
  ビクともしない。」

その時
いつものように声が聞える。

神「綾、綾。」

綾「あ!?
  神様。」

神「綾、
  キャベツさんを倒そうとしないで
  仲良くしなりなさい。」

綾「無理です。
  緑だし、重たいし、渋いし、
  キャベツなんか大っ嫌い!」

神「あなたなら大丈夫。
  ピーマンやニンジンとも仲良くなれたでしょ?」

綾「そ、それは・・・。」

神「野菜の平和を守って下さいね。」

綾「野菜の平和!?」


場面が変わる。

綾は目が覚めた。
綾は起き上がる。
綾は教室を見渡す。

綾「はぁ!?」

教室では料理コンクールの
キャベツ千切り大会が行われていた。

1番最初に
さつきがキャベツの千切りを切り終わる。

さつき「ふん。」

そして次々と千切りを終えた決勝進出者が決まっていく。
今7番目で友梨がキャベツの千切りを終え喜んでいる。

友梨「できた。」

綾はお気に入りのクマさんエプロンを着て
キャベツの千切りに取り掛かる。

綾「いくよ!
  きゃべつさん!」

綾は高速を越え
音速でキャベツの千切りをする。

綾「ア、タタタッタタタッタ!」

その時

麻美「できました!」

麻美がキャベツの千切りを終えたと声を出す。
先生が確認に来る。

優子「うん!?」

麻美が切った千切りキャベツの量が
異常に少なかった。
先生は麻美の口を見る。
キャベツの食べカスがついていた。

優子「麻美さん!
   あなたキャベツを食べましたね!」

先生の指摘の通り
麻美はキャベツを半分かじって食べていた。

麻美「ギク!?」

優子「麻美さん、
   失格~!」

麻美はキャベツ丸かじりにより失格になった。
次にキャベツ千切りを終えたミクが声を出す。

ミク「先生!
   できました!」

しかし
先生はミクに気づかない。

優子「他にできた人はいませんか?
   いないようですね。」

ミクは何度も声を出すが
先生は気づかない。

ミク「できました!」

ミク「キャベツの千切りできました!」

ミク「先生ってば!」

それでも気づかない先生にミクちゃんはキレた。
先生にフライングボディチョップをくらわす。

優子「ギャア!?」

先生は何があったのか分からないまま
吹っ飛ばされる。
そして起き上がる。
すると目の前には綾がいた。

優子「イタタタタっ・・・。」

綾「先生!
  キャベツの千切りできました!」

優子「うん!?
   綾さんキャベツの千切りできたんですね!?」

先生はパンパンと手を叩く。

優子「それまで!
   みなさんやめてください!」

優子「最後の予選通過者は
   綾さんです!」

綾「やった!」

友梨「綾ちゃん
   良かったね。」

綾「ありがとう。
  友梨ちゃんも予選突破おめでとう。」

友梨「ありがとう。
   お互い決勝戦もがんばろうね。」

綾「うん。
  おやつのためにがんばろうね。」

友梨「そこか・・・。」

2人「ワッハハハハハ!」

こうして綾は
料理コンクールの予選を突破した。

綾「キャベツさん
  ありがとう。」

そして綾は
キャベツが好きになったのである。


決勝戦につづく。