僕のような特定の看板イラストを持たないイラストレーターは仕事をいただく度にその注文内容を確認しながらイラストをどういう風に持っていくか考える。

喜んでもらえるタッチを何通りも想像し、見本が提示された場合は極力そのムードに近い、しかしアレンジしなければならない。

しかしもっと見本とは違う訴求性を提示したければ自主的にB案C案という形で混ぜて出すこともある。

結局は見本に縛られることが多いが、その試みが自分の中でくすぶり続けその量も増えて行き

タッチ見本がたまり続ける。

さらに良き見本にするためあと1〜2枚描くことが重要だ。

そうやって自分の中に「より良い商品」を増やして行き店先に並べる商売でもある。

どうぞお好みでと胸を張って言えるまで頑張りたいと思う。

それが僕のような開発好きのイラストレーターごっこの喜びでもある。

 

時間がもう少しだけ欲しい。