PC全盛の今、仕上がり途中のバージョンをいくらでも残すことができるので修正もそんなに苦ではない。
その代わりすごいこと言ってくる人も中にはいる。
で、
アナログ・エアーブラシがバリバリの頃は、簡単に直しが利かないので、あまりチェックは厳しくなかったように感じる。
もちろん持って行って、描き直しになることもあるにはあった。
時間がなさすぎて納得できないけど持っていく時は直しも多い。
が「お!助かった!」と思うことも多かった。
校正の都合で一週間ほど時間がもらえたりするので不本意なイラストを修正できるからだ。
あの頃の広告物の校正は3度くらいあったと思う。
そして2度目は手順も知ってるのでサクサク行け、時間も短縮できる。
顔色を見てくれての指示はありがたかった。
それでもその頃のイラストを見ると駆け込み完成の作品がとても多い。
なんども突き返してくれたイラストは出来も当然いいけどね。
あと雑誌ものはほとんど一発OKの仕事が多かったと思う。
ぴあなんか1週間後に雑誌が出るので直し絶対無理!
それも一晩で仕上げて行くわけだから。
新聞なんか3日後に出るんですから。
オートバイ便と担当さんが取りに来てくれた時代です。
アートディレクターさんと阿吽の呼吸で仕事してた時代です。
今はほぼPCさんが全て運んでくれる。
いいのか悪いのかまだそれほど戦っていないので戦ってから考えたいと思う。