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本日は、306号室の浴槽タイプで、真冬の1月にどれだけ、電気温水器の
熱湯を使うかを、シュミレーションしてみたいと思います。
306号室と同一タイプのお部屋は、当物件には、4部屋あります。
単身者向けのお部屋ですが、浴槽は、一般のファミリー用の浴槽を
設置しております。
200ℓの浴槽に、8割のお湯を張ると仮定して、160ℓの40℃のお湯を
浴槽に入れると仮定します。
実際、200ℓの浴槽に、何ℓ入れるかは、各家庭で、違うと思いますが、
200ℓの浴槽に200ℓお湯を入れてしまうと、人間が浴槽に浸かると、大量の
お湯があふれ出してしまいます。
ほとんどの家庭が、8割の160ℓか、もしくは、150ℓか、または、140ℓの
少なめの家庭もあるかもしれません。
東京都の水道局のデータによる水道の水温の年間推移
ということで、1月の東京の水道水の平均水温が、8.7℃ですので、宇都宮の水道の水温を
少し低めの、5℃と仮定して計算してみたいと思います。
計算条件 ・・・・ 水道水の水温5℃ 電気温水器の熱湯温度 85℃
①お風呂の浴槽に、40℃のお湯を160ℓ入れる。
➁シャワーを同時に、40℃のお湯を17分~20分間使い、100ℓ使用したと仮定する。
➂キッチンに40℃のお湯を10ℓ使用したと仮定する。
以上の条件で、計算してみます。
40℃のお湯は、160ℓ+100ℓ+10ℓ=270ℓ と 270ℓ必要になります。
この40℃の270ℓのお湯を作るのに、電気温水器から何ℓの熱湯を消費するのでしょうか?
1月の水道水の水温が、5℃と仮定すると、電気温水器の熱湯118ℓを消費することがわかります。
10月のときの水温を17℃と仮定すると、91ℓですので、27ℓ多く消費することになります。
5℃の水温の水道 152ℓ + 温水器の85℃の熱湯 118ℓ = 270ℓ
ということで、電気温水器200ℓのうち、118ℓを消費しますので、温水器の残りは、82ℓになります。
温水器 200ℓ - 消費した熱湯 118ℓ = 残った熱湯 82ℓ
次に、40℃のお湯をシャワーだけで使う場合、17分~20分シャワーを流して、約100ℓの
お湯(40℃)を消費するといわれます。
100ℓのお湯(40℃)をつくるのに、電気温水器から、いくらの熱湯を消費するのかも計算してみます。
5℃の水温の1月に、シャワー100ℓに使う熱湯は、44ℓになります。
10月の水温を17℃と仮定しますと、シャワー100ℓに使う熱湯は、34ℓになります。
真夏の8月の水温を25℃と仮定しますと、シャワー100ℓに使う熱湯は、25ℓになります。
ということで、真冬の1月に、電気温水器に82ℓ残っていたとすれば、あと、1人、シャワーを
浴びても平気ですが、3人目の方がシャワーを浴びますと、途中で湯切れしてしまいます。
10月の水温17℃でしたら、どうなるでしょうか?
270ℓのお湯(40℃)をつくるのに、91ℓの熱湯を消費するので、電気温水器の熱湯の残量は、109ℓです。
10月の水温17℃のとき、1人あたり100ℓのお湯を作るのに34ℓの熱湯が必要です。
ということで、10月は、電気温水器の残量が109ℓありますので、3人までシャワーを
浴びても平気です。
ということで、当初の270ℓで一人分+追加で3人のシヤワー分で、4人まで、なんとかいけ
そうな計算結果になります。
ただ、最後の4人目のとき、電気温水器の残量は、7ℓになります。
さすがに、残量が、20ℓを切りますと、徐々に、水の対流が起こってしまい、タンクの下の冷たい水と
上の熱い熱湯が混ざり合ってしまいますので、シャワーの後半あたりから、どんどんお湯の温度が
下がっていくことでしょう。
下の混合水栓で、熱湯と冷たい水道水を混ぜ合わせ、40℃にします。
やはり10月でも、本人を含めて、最大3人までが、限界だと思います。
真冬の1月は、本人を含めて、最大2人までと考えた方が安全です。
真夏の8月の水温が高い時ならば、最大4人まで、大丈夫かもしれません。
いずれにしても、シャワーのお湯を節約しながら使うことを前提としていますので、
一人が、30分以上、断続的に、シャワーを流し続けたら、計算前提が崩れてきますのてで、ご注意を。