夏の学校のプール

私と、2号と、3号は

まだ誰も来ていないプールに入って

眩しい太陽を浴びながら

泳いでいた。


そのうち、コーチや他の子たちが次々やって来て、プール内は混雑して来た。

ラッシュガード代わりに私が身につけていたのは、現実の世界でさっき洗濯して干した2号の肌着だった。

グループごとにプールサイドに整列する。

私はコーチから、クロールのテストに不合格だった事を告げられる。

あまりショックではなかった、どうやら自分でも、頭を上げすぎて泳いでいたのが良くなかったとわかっているようだった。

次頑張ろう、そんな気持ち。


場面は変わり

着物のお稽古で、見慣れない古民家のような、神社の社務所のような、お寺の中のお部屋のような場に居る。

今日は特別な日で、50パーセントオフだから人がたくさん来ている

何が半額なのかはわからない。お札とか祈祷料とか言っていたような気がした。


着物を着て出掛けるようで、仲間が色々着たり合わせたりしていて

先生がその帯は合わないとか、よく考えてみてなどみんなのコーデをチェックしている。

どうやら私は一緒に行かないようで

コーデを見せられてそっちがいいとか帯締めはこっちがいいとか、一緒に行きたかったなーなど話していた。

現実の世界では、私は今回袴の仕事に日曜日しか行けないからみんなともっと現場に行きたかったという気持ちと夢とが合致しているように思った。

薄水色の小紋に、白やオレンジの帯を合わせている先輩

白地に煉瓦色の着物に、白い豪華な帯留をしている先輩

先生は水色に流水や紅葉の柄の水色の小紋だった。


その場を離れ、身支度をしておでかけする時

さっきまで真夏だったのに門構えの外をチラリみると雪が降ってきていた

粉雪に驚いたが

カーディガンを持っていたのでホッとして目が覚めた。

現実の世界ではいつもよりよく寝た気がしていて、もう朝の光が窓から刺していた。


未来に不安がない時、何も見えていなかった。

今は未来がわからない

わからなくても朝は来るし、見つめ続けないといけない、、、不安のなかった頃は、ただ、

未来を見ていなかっただけなんだ。