サンドモンスター
夏を感じる季節になってきました。
カゲマグナスの男前じゃない方を担当している うわん ですよ。
夏といえば、祭りに浴衣に花火・・・とイベントが盛りだくさんなわけですが、当然今月も『聖子changの昭和ボンクララウンジ』があります。夏フェス仕様と聞いておりますが、果たしてどーなるかは来てからのお楽しみ?ということにしといてくだせぇ。
昭和にも当然“夏”がありました。
昭和の大部分を少年として過ごしたボクですが、少年うわんは一体あのクソ暑いだけの季節に、何をしていたのでしょうかねぇ?
そんなコト知ったこっちゃない!って話でしょうけど、まぁボクもあんま覚えていないんですよね、実際。
まぁ、あれです!大体“虫”を捕ってましたよ!
今と違って自然が自然のまま残ってましたから。
「よっ!虫博士!」って言われてイイ気になってましたよ、あの頃は(照笑
このまま突っ走ると昭和の話というより、虫の話になってしまいそうなので、心苦しいですが虫の話は止めておきましょう。
うぉ!アメーバのスキンデザインに「アトランティカ」がある!(笑)
全く関係ない話ですが、これを書きながらふと横の枠を見たら、なんか表示されてたから、思わず書いてしまいました。
自重で自嘲ですぞ、コレは。
そうそう夏と言えば、海ですよね。ボクも子供のころはよく行ってました。
鎌倉にウチの親父の会社が営む養生所というかコテージがあったので、毎夏訪れてました。
浜辺で城とかをオーソドックスに作ってましたね。
砂と言えば・・・安部公房の「砂の女」が思い浮かびます。
あの官能的で蠱惑的な世界。
蟻地獄に嵌った一匹の蟻。
砂上の楼閣に住まう砂の女とひとりの男。
逃れたいけど、逃げたくはない。
夏の日差しがジリジリと射し、聞こえてくるのはジィジィと五月蠅い油蝉の鳴き声。
部屋で一人扇風機の風を感じつつ、顔を団扇で扇ぐものの額からは大粒の汗がダラダラと。
片手には文庫本。その本の表紙には【砂の女】【安部公房】の文字。
窓辺には蚊取り線香の煙がゆらゆらと。
チリンと窓際に吊るした風鈴が涼しげな音色を奏でる。
ふと顔を上げると見慣れた部屋。見慣れた景色。
「あちぃなぁ」とつぶやくものの、返答はない。
なんかこういうシチュエーションって良いと思いません?
本を読んでいる間は、しばし現世と離れている状態だとボクは思うんです。
小説然り漫画然り。
お手軽なトリップを体験しているわけです。
だから、日常からちょっと昭和にトリップできる
『聖子changの昭和ボンクララウンジ』
に是非一度ご来場くださいませ!
最近、漫画家が表紙を描いた文学作品(芥川や川端などなど)が若者の間で人気があるそうですが、表紙は表紙であり、中身はなんら変わりはないんですよ。要は、表紙で読む(読ませる)キッカケを作っているわけですが、ボクは割と肯定派ですよ、この作戦に。
「活字離れ、活字離れ」と騒がれる昨今ですが、別にそんなことなくて、単に買うキッカケがわからないだけなんだとボクはちょっと思ってまして。だから、こういう入口って結構重要なんだと思います。
『聖子changの昭和ボンクララウンジ』は音楽イベントであり、カゲマグナスは昭和特撮・アニメ担当DJだとしても、たまにはこういうコトを書いてもいいかなぁ?と小生は思ってしまったわけです。
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