私は、最初にこの何とも言えないような不快な症状に襲われたのは3年前でした。それでこの症状は自律神経の異常だろうということは、分かったのですが、自分の中で一体全体何が起きているのかよくわかりませんでした。
インターネットサーチするうちに、胃の幽門部分を切除した患者さん見られるダンピング症状と同じだということがわかってきました。
これは、胃から急速に関所である幽門がなくなったので食物、特に炭水化物が小腸に行き急速に血糖が上がって行き早期ダンピングになり2-3時間してから、血糖が下がってきて後期ダンピングとなります。
私は試したことありませんが、ぺリアクチンという薬剤が使用されることもあるようです。
この血糖の乱高下およびこの乱高下に伴う、インスリンの乱高下などに反応して、副腎よりアドレナリンとノルアドレナリンがでることにより、極めて不快な症状、たとえば、手足の冷え、手足の冷汗、動悸、どうしたらいいのかわからない不安感、パニック障害、耳鳴、顔面蒼白、血圧の乱高下、手指の震えなどが、襲ってきます。
こうなるとどうしようもなくて、ただただ、横になって通りすぎるのを待つしかありません。私の場合、このまま死ぬのかなと思うようなほんとうにどうしようもないような不安が襲って来たこともありました。ほんとうに不快です。
ところが、じっとして横になっていると、1時間ぐらいすると治まってきて、疲労感はありますが、動けるようになります。でも、いつもこの発作が起きるのじゃないかと思って不安に思っていました。いわゆる予期不安です。
ほんとにQOLがめちゃめちゃ悪くなってしまいます。自分の症状に上述のような説明がつくようになったのは、最近のことです。米国NIHの傘下にあるNIDDKのサイト に Reactive hypoglycemia(反応性低血糖、機能性低血糖)の原因は、はっきりとはしていませんが、アドレナリン(エピネフリン)のリリースの感受性亢進かあるいはグルカゴンの欠乏であるというようなことが書いてありました。
食事→血糖乱高下→自律神経(交感神経緊張)→副腎・アドレナリン・ノルアドレナリン→血糖上昇および不快な症状
これを防ぐには、まず、少量の食事を頻回に分けてたべる。食事間の時間を3時間以上あけない。血糖が降下する前にタンパク、ナッツ、チーズやヨーグルトなどを取るとよいようです。
このことをプロテインカノンと呼んでいる人もいるようです。すなわち、輪唱のように前が終わらないうちに次のプロテインを摂取していくことを言っています。ググってみて下さい。
また、就寝する1時間ぐらい前に上と同様のタンパクリッチな食物をとると良いようです。これは、タンパクが分解されてできたアミノ酸の糖新生作用により、ゆっくりと血糖が上がってくるので、効果があるようです。
私の場合には、日にもよりますが、このような食事療法が効果があるようです。