《マイストーリー》 37
海に吠えた青春
岸和田四人組の一人のお父さんは、漁師さんで、近くの港から、船を出して漁をしていらっしゃいました。
夏になるとその船で、近くの無人島(誰もいなかったので、そうだと思っていました🤣)の浜辺に下ろしてくれ、帰りに迎えにくると言う超楽しい夏を過ごしておりました。
帰りたくても帰れない、喉が乾いてもお店がない。
小さな島のほんの小さな砂浜でしたが、お年頃の私達にはもってこいの場所。
一日中真っ黒になって遊びました。
綺麗ではありませんが、自転車で10分ほどのところに大阪湾があり、そこには夕陽が沈みます。
多感な年頃ですから、結構悩み事が多くて🤣
下向途中の電車で、誰からともなく
「海に行く?」
そして、自転車二台に二人乗り。
暑い日も、寒い日も海まで直行し、夕陽を見ながらずっとずっと話し込みました。
そしてね、海に吠えるのです。
〇〇君のバカやろ〜
こら〜ちびた〜、
なんで宿題私だけ1枚多いねん〜💢
めっちゃムカつくねん。、何様や〜💢
泣きたいことも、嬉しかったことも何でも分かち合えた岸和田四人組。
私の青春にかけがえのない時間でした。
暗くなるまで話し込んだ後は、友達二人を自宅まで自転車で送り届けます。
電車で3駅。
片道40分ほどはかかったでしょうか。
それもね、暴走するんです。
オラオラオラ〜って
大爆笑しながら。
いやまぁ、高校生の二人乗り。
よくぞ3年間警察に止められなかったなぁと、今頃心配
怖いもの知らずの高校生でした
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
しぐさ美人メソッド 公認講師
大阪紬 稲田 康子