泣きたくても泣けない

甘えたくても甘えられない子供

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《マイストーリー》 13

夜の蚊帳の中で はこちら

 

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《マイストーリー》 14

「はしか」と「およよ」と「ちびころ」お鍋を持って走る私

 

 

私が小学生の頃は、町に野良犬や野良猫がいました。

 

今は野良猫はいますが、野良犬は見かけなくなりましたね。

 

 

産まれた子犬を、世話しきれなくて、箱に入れて捨てられていました。 今ほど飼い犬への去勢などする時代ではありませんでしたので、そうなってしまうのでしょうね。

 

 

我が家は、私が見捨てて帰ることができず、よく拾って帰って父に叱られました。

 

また、捨てに行かないといけないのですが、どうしても戻ってきて、飼うことになったのも何匹かいました。

 

 

「はしか猫」と「ちびころ犬は捨てられていた子たちです。

 

 

今なら、多頭飼いとかいうのでしょうか。

荒れた庭に野放しで飼っていました。

 

餌もドッグフードなどではなく、私たちの食べ残しのご飯などです。

 

今から考えたら、塩分多過ぎ!!

 

おまけに、今なら絶対食べさせることのない玉ねぎなども、バンバン与えていました。

 

知らないこととは言え、 短命だったのはそんな食習慣もあったのでしょうか。

 

 

猫の「はしか」は一番下の弟がはしかにかかっていたから「はしか」。

 

「およよ」は、テレビで落語家の桂三枝  今の分枝師匠が流行らせた流行語から名づけました。

 

なんとも単純なネーミングです。

 

「はしか」も「およよ」も、私は死期を知りません。

 

いつの間にかいなくなっていました。

 

必死で探す私に父は言いました。

 

 

「猫はかわいがっていもらっている飼い主に、最後は見せないんだ」

 

 

子供心に納得したものの、本当にそうだったのか今もわかりません

 

ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ

 

 

 

          当時のチビコロです。

 

 

 

犬の「ちびころ」は、よく脱走しました。 

 

お客さんが来たすきに、こっそり出ていくのです。

 

いつも床下をねぐらにしていたのですが、餌のとき呼んでも出てきません。。

 

 

あ!!!脱走してる!!!

 

そしたら、とる方法は一つ。

 

どうするかわかりますか?

 

 

お鍋とお玉をもって近所を走るんです。

 

 

チビコロ~~ラブラブ  ガリガリ雷

   

   チビコロ~~ブルーハーツ  ガリガリ雷

 

チビコロ~~ラブラブ  ガリガリ雷

   

   チビコロ~~ブルーハーツ  ガリガリ雷

 

 

ガリガリはお鍋をお玉でこする音(笑)

 

 

お腹を空かせたチビコロは、いつも餌をもらう時の音が聞こえてきたら、茂みから出てきて、家に戻るのです。

 

まるで私は、ハーメルンの笛吹き男です(笑・笑)

 

(グリム童話に出てくる、笛を吹いてネズミを集める特技の持ち主)

 

 

恥ずかしかったけど、必死でしたよアセアセ

 

 

近所の方は、お鍋とお玉を持って走る私をどう思ってらしたのでしょうね。

 

 

そして、家に帰ったちびころは、餌ももらえず、しこたま叱られるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も同じことする、こりない奴めゲラゲラ

 

 

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    最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

                しぐさ美人メソッド 公認講師

                    大阪紬  稲田 康子