康子画伯の夢が

儚く消えた瞬間

↓↓↓↓↓

《マイストーリー》 8

牛のハイヒールはこちら

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
 
 
《マイストーリー》 9
心が優しくなかった優しい宿屋さん
 
 
通っていた幼稚園は、カトリック幼稚園でしたので、一番のイベントはクリスマス会でした。
 
 
これは今でも変わりなく催されているようです。。
 
 
 
園児が全員で聖劇を演じるのですが、それぞれの子供に、役割が割り振られます。
 
 
子供心に、キラキラした衣装の「お星さま」や、軽やかな真っ白な衣装の「天使さま」がいいなあと思っていたわけですが、私に与えられたのは、優しい宿屋さん。
 
 
 

 
 
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、聖母マリアとヨセフは、宿屋を探して尋ね歩くのですが、どこも満員で断られ続けます。
 
 
「トントン。 泊めてください」
 
「申し訳ありません。うちは空いていません。
     ほかを訪ねてください。」 
 
「トントン。 泊めてください」
 
「申し訳ありません。うちは空いていません。
     ほかを訪ねてください。」 
 
 
そして、優しい宿屋さんの登場です。
 
「トントン。 泊めてください」
 
「うちも空いていません。 
   ずいぶんお困りのようですね。 
  うちの馬小屋でよかったら、お泊り下さい。」
 
 
その夜マリアはイエス・キリストを授かります。
 
 
 
私は子供心に思っていたのです。
 
「役割が、意地悪な宿屋さんでなくてよかった。」
 
 
確かに私は優しい宿屋さんの役をもらいました。
 
 
でも、意地悪な宿屋さんの役であったなら、どのように思って演じたのでしょう。
 
 
その役をもらった子は、嬉しかったか、悲しかったかどうかは知る由もありませんが、私の心は紛れもなく、その子よりいい役でよかったと思っていたのです。
 
 
見た目がいいとかとか、いい人であるべきとか、褒められる人でありたいとか、そんな感情がすでにできてきていました。
 
 
まさに
 
心が優しくなかった
     優しい宿屋さんでした。
 
 

 
 
 
それは、自分の子供たちが、役をいただいたときにも、まだ続いていました。
 
 
センターの役で良かった。
みんなより目立つ役で良かった。
もうちょっと欲を出せばいいのに。
 
 
そんなことを心の中で思っていた
本当に心が優しくない私です。
 
 
 
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
 

大好きな 林先生へのあこがれ

先生になりたいと思った一番最初でした

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

《マイストーリー》 10

幼稚園の担任 林先生へのあこがれ はこちら

 

 

 

 
 
最後までご覧いただきありがとうございます 
       「SBMしぐさ美人メソッド」公認講師
                 大阪紬  稲田康子
 
 
ライン公式アカウント
ご登録はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓