女性っていくつになっても常に美しく輝いていたいですよね。そんな夢を叶える「しぐさ美人メソッド」大阪 紬 教室 公認講師 稲田康子です。
ようやく冬らしくなってきたと思ったら、今外に出ると結構暑い💦なかなか調節難しいです😢
でももう、11月の半ば。今年もあと1ヶ月半。
早いものですね。
年が明けると、成人式。
着付けをさせていただく立場として、一年で一番忙しい日となります。
今年も声をかけていただいたので、年に一度の修羅場に行く予定で、帯結びなど練習中です。
成人式の着付けでは、依頼主である、呉服屋さんや写真館の方の意向に沿って着せ付けさせていただくのですが、指も通らぬくらい腰紐を閉めろと言われるのですよね。
『若いお嬢様方は、ここを出たら何をするかわからない。地面にしゃがんだり、卓球やバレーボールをしたり(これ実話)するんです。
それでも、着物が落ちると、クレームが来る。
だから、絶対落ちないように、結べ』と…
これは私の高校生の時の写真です。毎年お正月にはお友達と初詣に振袖を着て行ってました。
当時は、美容院も深夜までヘアセットの予約で一杯で、夜中にアップして帰ってきて、高い枕をタオルで作り、頭を気にしながら眠り、朝から着せてもらって行ったものです。
でも、そんなに締められた記憶がないんですよね。苦しいと思ったことがなかった。
だから、こうしてお着物が好きになったのかな?
成人式のお着付けの時、お尋ねしたら、初めてだとおっしゃる方がほとんどで、とても嬉しそうに来られるのです。
ご両親のご用意下さったお着物をていねいにおきせするのですが、上に述べたように、死ぬほど締めるんです。
→そしたら、苦しくて仕方がない。
→式中は我慢するけど、終わったら、早く脱ぎたい。
→服に着替えてホッとする。
→あー着物はこんなにも苦しいものなんだ。
→もう着たくない。
そんな風になってしまうのが悲しくて仕方ない。
夢を持って振袖に袖を通されたお嬢様が、着物が好きになって、また着たいなぁと思ってくださる。着物が好きになって欲しい。
そんな着付けがしたいのに。
お着物をしたら、スポーツはやめようね!
座る時は、お袖をきちんと畳んで持つんだよ。
手をあげる時は、反対の手で腕が見えない様に袖口を抑えるんだよ。
いつもより少し小股でね。
気をつけてね。行ってらっしゃい。
1分2分を争う修羅場で、せめて、そんな言葉をかけて、送り出す。
彼女達が、どんな姿で帰り着くのか。
本当は見てみたい。
最後までご覧いただきありがとうございます 「SBMしぐさ美人メソッド」大阪 紬教室 公認講師 稲田康子でした