テレビを見ていると、駐車場で車がミニカーのようにコロコロ転がる映像が…こんなことが近くのあの場所で起こっていたんだと、今更ながらに怖くなりました。
台風が近づく前から風速50キロで40年に一度の大型台風だとニュースで見て知っていました。全国各地の災害で大変な思いをなさっている方が沢山おられるのも知っていました。なのに、災害に対する心構えができていなかったのです。そう、甘かったのです。今までと同じように、まだ何事もなく通り過ぎていくのだろうと考えておりました。
私の家では…
14時位、雨風がひどくなって来たなと思った瞬間、ガッシャーン!!え?何々?どこ?なんの音?自転車が倒れたのかな、庭のフェンスが倒れたのかなと、音源を探して回りました。そしたら意外な所に、こんなものが落ちていました。
座敷横の雨縁。
これはここから落ちました。
雨が一瞬止んだとき、雨戸を開けてガラスを掃いた時に撮ったのですが、ガラスがはまっていた箇所から日ざしが見えます。何かが当たったとかではなく、風が強くて落ちたようです😵雨戸もない場所で、こんな所は全く無防備でした。
他に、
これは台風当日の夜中にご近所にいらした男性方8人にお手伝いいただいて、なんとかトタン屋根を撤去した後の写真です。あんなものが空を見上げて飛んでいたのかと思うと、背筋が寒くなりました。人に当たらなくてよかった。
国道を走ると車屋さんの大きな円形のショールームのガラスが木っ端微塵に吹き飛んでいたり、
重い台座のついたガードレールが見事に転んでいたり、
今回の台風、本当に怖かったです。家ごと吹き飛ばされてしまうのでは無いかと思うくらい家が揺れ、いきた心地がしなかった3時間でした。スピードがある台風だったので、早く通り過ぎてくれてまだよかったなと思います。
日頃この南大阪は、災害が少なくて穏やかな所だと思っており、災害に対する心構えがかなり甘かったなと、深く反省しております。
そして改めて、もっと恐ろしい目に遭われた地域の皆様の心の痛みを自分のものとして、少しでも感じることができました。
自然の猛威には、人間の無力さを感じます。
でも、信号が消えていたり、横を向いていたり、垂れ下がっていたりで、かなり渋滞してはいますが、警察官のいない交差点では、我先にと走る車もなく、自然と譲り合いながら行き来ができており驚きです。
ライフラインがまだ復旧していない地域の方々も、SNSで助け合っています。
単純に人って素晴らしいなと、思いました。
あって欲しくは無いですが、次の災害に向けて、気持ちを引き締めて、自分がどう動くべきなのか、何を準備しておくべきなのかを学んだ台風21号でした。
まだライフラインが復旧していない地域の方々にも、日常を取り戻せる日が早く来ますようにと、心よりお祈りしております。