過去記事より掲載しています

 

 
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○ 祖先供養及び霊魂祭祀の祭式及び儀礼

 

 

 

生命の實相では万教(迷信教以外の)にはいずれ真理ありとみとめるので、それぞれの宗教の儀式の伝統を尊んで他宗の祭祀の仕方を批判するつもりも、改式を勧めるつもりもない。霊魂祭祀の問題は形式や儀式作法よりも、霊的理解を得る事をもって中枢的な事項であると思うからである。

 

 

 

併し、父母や兄弟等は既に仏壇又はそれぞれの宗旨の形式に従って祖先の霊魂を祭祀していられるのに、自分は次男三男…等々であるから祖霊祭祀の必要はないと思って祭祀してない人が、

 

 

 

生命の實相の教えに触れて、子として孫として祖先の霊を供養することが人間としての道であり、それは祖先の諸霊自身は既に悟りをひらいていられて、「別に経文の功徳などいらぬぞ」と思っておられ、

 

 

 

親鸞聖人のように「大きな寺をたてるな。わしが死んだら鴨川へ渡してくれ」といわれても、祖先を尊敬し愛し感謝する子孫の誠心のあらわれとして、やはり、子孫各自は祖霊を祀って拝みたいと思い始めて新たに祖先を祀りたいという人のために、その形式や順序を次に書いておくことにする。

 

 

 

 

 

○ 新たに霊を祭祀し先祖供養する場合の順序方法

 

 

 

○ 位牌を作る

 

清浄な木材(又は紙)で造った位牌をつくって、それに下記の如く家の一族の総名(そうめい)を書く。死後の五十年未満の人の霊のために位牌の裏側にその人の帰幽の年月日及びその名を書く。本人が死の直後で、まだ無意識中に解脱名(げだつみょう)を授かったことを知らぬ場合があるから、俗名を書くがよい。

 

 

 

○○家先祖代々親族縁族一切之霊

 

 

 

○ 個別霊

 

 

○○○○比古命之霊(男)

 

○○○○比女命之霊(女) 

 

 

 

上記の御先祖の親類縁者の内、自殺、事故死、戦死等の変死者、行方不明者、まだ祭祀しない自然流産児及び人工中絶児、狂死者等ある場合は、死後五十年後であっても特に下記の如く別に位牌をつくって、姓名を書くとよい。(俗名の下に尊号の命(みこと)をつけて呼ぶがよい。法名(ほうみょう)又は解脱名が既にあるものは、俗名何某、解脱名何々とつづけて呼ぶがよい)

 

 

 

流産児及び中絶児は性別不明のことが多いので、「薫(かおる)」とか「操(みさお)」とか男女いずれにも適する名前をつけるがよい。例えば次の如く位牌に書く。

 

實相妙楽宮地蔵 ○○ 薫 童子位

 

 

 

○ 御飯、お水、その他その人の生前の好きそうな食物を供える(献饌(けんせん))。また焼香は地上の不浄な臭い匂いを消して指導のために来る天界の高級霊を迎えるのに役立つ。

 

 

 

○ 招神歌(しょしんか)

    (神よび歌)

 

 

生きとし生けるものを生かし給える御祖神元津霊ゆ幸え給え

 

(いきとしいけるものをいかしたまえるみおやがみもとつみたまゆさきはえたまえ)

 

吾が生くるは吾が力ならず、天地を貫きて生くる祖神の生命

 

(わがいくるはわがちからならずあめつちをつらぬきていくるみおやのいのち)

 

吾が業は吾が為すにあらず、天地を貫きて生る祖神の権能、天地の祖神の道を伝えん

 

と顕れましし生長の家大神守りませ

 

(わがわざわわかなすにあらずあめつちをつらぬきていくるみおやのちからあめつち

 

のみおやのみちおつたえんとあれましし生長の家の大神まもりませ)

 

 

 

聖経を読む前に、先ず「この聖経『甘露の法雨』はあなたが祖先から伝承して来た××宗の教えの真理を最も解り易く、現代語で書かれたものでありますから、心を集中して此の聖経を聴き給うて、その真理を体得し、霊界に於て解説を得て神通自在となり給いて仏陀の境涯に達し給わんことを冀(こいねが)う」と生ける人に語るが如く唱えてから聖経を誦むがよい。

 

 

 

注:

 

詳しくは、谷口雅春・先祖供養  でネットで見て下さい。youtubeでも出ています。

   

 先生は悟っている霊魂には位牌も仏壇もいらぬと書いてあるように、霊の事は霊界に行って勉強して下さい、と話しておられます。霊の事はあまりいじらな  い方が良いようです!しかしあまりにも質問が多くて、又練成道場で、練成会員の先祖供養をやるとあらゆる病気、難病、あらゆる問題が、奇蹟的に解決するものですから、では一宗一派に偏らず誰でもできるようにと方式を作られました。

 

神道方法をとっていますが、神、仏どちらでもいいのですが、日本人は正月は誰でも神社に行くので神道を取り入れてあります。

 

 

 

谷口雅春著「生命の実相」