過去記事より掲載しています

 

 

テーマ:

 

②   人生を支配する先祖供養

 

 

 

それは昭和四十八年十二月十日、佐世保市の市民会館で講習会があったとき、佐世保市○○町○○ノ、○の○○はる江さん(43歳)が次のような体験を演壇に立って発表されたのである。 ―  『有難うございます。私は佐世保市○○の○○はる江でございます。

 

 

 

生命の實相のみ教えにはズーッと以前から入っておりましたけれども、それも名ばかりの事でございまして、仕事仕事で夢中でございました。

そんなにしておる時、私は肩が凝ったり、頭が痛んだり、そして眼も視えなくなったり、髪の毛が次第に抜けて来たりしたのでございます。

 

 

 

そして病院に行って診察して貰いましたところ、頭のレントゲンを撮られまして、「脳の中に腫れているものがある」と言われまして、「大学病院の方に行くように」と言われまして、大学病院の方に入院致しました。それも連れて行かれたところが脳外科の方でございまして、毎日毎日検査ばかりで私は検査疲れで…疲れてしまいました。

 

 

 

そして無理に退院致しまして、家に居りましたが、退院致しましたその翌日私は、支部長でもありまた友達でもある○○さん宅に…頭の毛が抜けておりますので三角巾を被りましてバスに乗って、○○さん宅に行ったのでございます。そして

 

 

 

○○さん、神想観を頼みます。お願いします」と言って、神想観と゛甘露の法雨゛を一所懸命に誦げました。 

そして家に帰ってどうすることも出来ず、不安に暮れておりましたら、ひょっこり○○講師と○○さんがお出になって下さいまして、

 

 

 

髪は神様をあらわし、そして頭は御先祖様や目上の人をあらわすのですよ」とおっしゃいまして、…私はそれに本当に気付いたのでございます。そして、

「あなたをいつも生かしていて下さる神様に感謝し、そして夫や、あなたを生んで下さったお父さんお母さんに感謝しなさい」と教えられたのでございます。そして「主人にも感謝しなければならない」とおっしゃたのでございます。

 

 

 

で私は、それに気付かせて頂きまして、今まで私は眼の前(さき)のことばかり考えていて仕事に夢中でありましたことに気付きまして、それから゛甘露の法雨゛と神想観を毎日実行しました。そして本部の神癒祈願もお願いしたのでございます。そして○○さんも毎日、先祖供養に来て下さいました。

 

 

それから他の病院に行ってレントゲンを撮って貰いましたところ、まだ矢張り脳の中に腫れものができていたのでございますそれから二ヵ月してからまた私は、レントゲンを撮って貰いました。そしたらその腫れものがキレイに無くなっていたのでございます。

 

 

 

そのとき、私は生命の實相の素晴らしさを教えられまして、本当に゛有難うございます゛と祈るばかりでございました。医師も驚かれまして、「○○さん、お祝いしていいですよ」とおっしゃいましたのです。

 

 

 

それから私は、生命の實相のみ教えを皆さんにも(近所の人にも)「こんなこんな…」と言いまして、練成会にも参加させて頂きまして、此の素晴らしいみ教えをより深く教えられたのでございます。

 

 

 

これも生命の實相のみ教えのお陰様でございまして、また皆様の御愛念のお陰でございまして、本当に私は救われのでございます。

 

 

 

一時は私も生きる望みもございませんでしたけれども、今は此の素晴らしいみ教えに私は一所懸命でございます。そして…現在(いま)は鬘(かつら)を被(かぶ)っておりますけれども、頭の毛もだんだん生えて来まして、現在は此の通りになりました。ちょっと鬘を外します(聴衆拍手、本人嗚咽…)此の通りでございます。

 

 

 

私はこれから一所懸命に…(嗚咽)生命の實相のみ教えのために一所懸命働かせて頂きます。皆様、有難うございます。』

 

 

 

これで○はる江さんの体験談は終わっているが、一つの実例を知るのは、霊界と祖先祀りに関する十を知る前提となるのであって、最初原理篇から、順次読み進んで、霊界の事情に通暁して、あなたの家族が顕幽両界にまたがって真理の功徳に浴せられんことを希(こいねが)うものである。

 

 

 

昭和四十九年三月二十日

 

谷口雅春