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①  人生を支配する先祖供養


 

多くの人たちは、霊界と現実界との関係を知らないのである。人間の肉体が死んだら、もう人間そのものは消えてしまって無くなるものだと考えている。だから此世で狡いことをして利益を得たり、人に残虐な行為をして自分だけが快楽を貪ったりしても、それは利益の取り得であり快楽の貪りどくだということになる。

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そこで、悪、の仕得ということが一般の通説になり、道徳地に墜ち、人心は乱れに乱れて此世には悪人充満の地獄相を呈することになるのである。それが現代の、いつわらぬ世相ではあるまいか。

併し、人生はそんなに甘いものではないのである。その総決算が行なわれる世界が霊界及び未来世(未来に、われわれの霊魂が生まれ代わって来る世界。単に、来世、ともいう)である。
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現代は物質科学が発達しているだけではなく精神科学が発達して、既に過去の心理学とは様相が一変しつつあるのである。更に心霊科学と称して゛第四次元゛以上の霊的存在の世界の研究も段々進歩して科学的、実証的に現世で帳尻が合わない悪行が霊界に於いてその清算をさせられるために苦しんでいる霊魂がたくさんあることが、明らかにせられつつあるのである。

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つまり霊魂の浄化とは、汚れた霊魂の洗濯のようなものである、一層多く汚れている(悪業の集積している)霊魂ほど長期間はげしいショックの中でその゛汚れ゛を落とさねばならないのである。゛多種多様の苦しみ゛と私がいったのは、それらの霊魂が自分の身につけた悪業の種類は各人一様でなく多種多様であるからそれを浄化する過程も多種多様であるという意味である。


それらの苦しみによる浄化の過程にある霊魂が苦しみの叫びをあげ、悩みの呻きに喘(あえ)ぎながら、゛救(たす)けてほしい゛と思って子孫や親類縁者の名を呼ぶのである。


そうすると、此の世界は電波の交流する世界であると共に、霊波(霊魂の想念の波動)が互いに交流する世界であるから、

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このような病気は、原因が霊魂の世界にあるのであるから、物質医学や精神医学の方法によっては解決の道はないのである。



概ね現代の医学で解決し得ない病気―癌や、スモン病や、原因不明の不随症は各種の神経痛的痛み、麻痺を伴う病気は、霊界に於ける霊魂の苦しみを、その人が受像した結果だとみとめられるのである。



これを癒す道は霊界に於ける霊魂の苦しみを除去するほかに道はないのである。
霊界に於いて霊魂の背負う゛悪業゛を浄化消滅する自然の道は、苦しみによって償うことによって、その悪業が清算されるのであるが、それには長期間かかる。


しかし現世に於ける縁者がそんなに長期間゛苦しみの霊波゛を感受して病気をつづけていてはたまらないのである。


それで、祖先及び自分の家系に属する縁者の霊魂が霊界で苦しんでいるのを急速に救う道を講じてやらなければならないのである。これを救い得たならば、霊界の霊魂自身及びその影響を受けるべき現実界の両様の救いとなるのである。



幸いにして、霊魂の浄化といういうものは、霊魂は物質ではないから、洗濯機にかけて霊魂を摩擦の搾(し)め木で拷問的に叩きのめさねば浄化できぬというものではないのである。



霊魂の浄化は消極的には゛懺悔゛と、積極的には゛真理を悟る゛という二つの方法によって主として行なわれる。



゛懺悔゛というのは、゛今までの行為は悪うございました。人間の為すべき本来の姿ではございませんでした。今後一切いたしません゛と過去の悪業を゛心の世界゛で否定することで、過去の悪業を否定消去してしまうのである。



゛真理を悟る゛というのは、「人間の實相」は本来゛如来゛であり、゛神の子゛であるという真理を述べた経典を現実界の縁者から読誦して貰い(これを聖経供養と謂う)その真理の霊波を霊界で感受して、人間本来゛如来゛であり゛神の子゛であり、本来゛無罪゛の實相をその霊魂が自覚して、悪業存在の世界から解脱して゛如来゛の實相地に超人することである。



この゛如来地゛(如来の境地)に入ることを成仏するというのである。祖先及び縁者の霊魂を成仏させてあげるのが、現実界の子孫及び縁者の義務でもあり、それはまた自分自身に報いられて来て家族ぜんたいの健康ともなり、繁栄ともなるのである。



「先祖供養」と本書の表題にはなっているが、流産児や子供や自分の兄弟姉妹等々へ…の真理供養も本書は扱っているのである。それも中々たいせつである。



戦後、戦前に見られなかった小児癌が殖えたり、現代医学で原因のわからない奇病が発生したりしているのは、戦後、占領軍が日本弱体化のために押しつけたマッカーサー憲法が「日本の美しき正しき伝統」であるところの゛家゛(゛霊の継続゛の系譜)の制度を破壊して、家督相続ということはなくなり、財産相続のみとしてしまったために、



子孫が結婚して家庭をつくれば、所謂る゛核家族゛として、祖先及び父母から断然してしまうことになったために、祖先及び父母を聖経読誦によって゛真理゛を供養してあげる子孫が次第に少なくなり、それだけ、祖先及び亡父母の霊魂が、霊界に於いて゛真理゛の悟りをひらいて゛如来゛の實相を顕す(所謂る゛成仏゛の)機会にめぐまれないために、成仏がおくれる。



その迷っている霊魂の霊波の影響を受けて脳腫瘍その他の難治の病気が特に戦後多くなって来たのである。このような脳腫瘍は、原因が霊界にあるから霊供養のほかに治療せしめる道はないのである。



そんな理論を信じない人もあると思うのであるが、その理論の正しさは、実際聖経を読誦して祖先に゛真理゛を供養した場合、脳腫その他、医界難治の病気が消滅する奇蹟がたびたび起こることによって実証されるのである。



その実証は、本書の最後の章に収録してあるが、この゛゛はしがき゛には、脳腫瘍が簡単に治った実例一つだけ挙げておく。これは本書をお読みになる最初に予備知識として知って置いて頂きたいからである。


つづく

 

 

谷口雅春著「先祖供養」

 

 

 

 

★ 私は約50年前こういう事を知り真似事でもと思い先祖供養をして来ましたが、本当に先祖供養の大切さが、良くわかってきました。簡単にいいますと子供の事、孫の事その他色々の人生の出来事心配しても所詮無理な事、しかし、よく考えてみるといつのまにか神さまご先祖さまに任せっきりで何も考えていませんでした。!笑!又そんな大変な事もなく皆んなそれぞれ一生懸命頑張ってくれているようで夫婦二人気楽に過ごさせてもらっています。!勿論こまかな色々の人生の問題はあっても難しいものは、神さま、ご先祖さまありがとうございますで♪でまかせております。笑!気楽、気が楽ですね!50年前この教えを私に導いて下っさたのは食堂の看板に「気楽食堂」と書いてある食堂のご夫婦でした。この頃気づきました。「気楽食堂」の意味を気楽に生きれるのがこの教えなんですね!笑!感謝、感謝ですね!笑!