過去記事より掲載しています

 

 

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果たして人間は自殺していいのか?という事で死の神秘を谷口雅春先生の御本から書いてみたいと思います。

 

 

 

◎ 霊界と現実界の関係

 

 

 

多くの人たちは、霊界と現実界との関係を知らないのである。人間の肉体が死んだら、もう人間そのものは消えてしまって無くなるものだと考えている。だから此世で狡いことをして利益を得たり、人に残虐な行為をして自分だけが快楽を貪ったりしても、それは利益の取り得であり快楽の貪りどくだということになる。

 

 

実際そうして悪賢い狡奴や残酷な奴が此世で少しも制裁を加えられないで栄華をきわめたままで地上の生を終わる例をたびたび我らは見せられるのである。そして死と共に、彼らは一様に、無、の世界に消え去って後に何も残らないのだったら、狡いことの仕得、楽しみの仕得で、正直な人間が馬鹿を見るのがこの世界だということになる。

 

 

 

そこで、悪、の仕得ということが一般の通説になり、道徳地に墜ち、人心は乱れに乱れて此世には悪人充満の地獄相を呈することになるのである。それが現代の、いつわらぬ世相ではあるまいか。

 

 

 

併し、人生はそんなに甘いものではないのである。悪業の仕得や、悪い奴の、富や快楽の貪りの仕得などということをわれわれが心の奥底で不公平に感ぜずにはいれないのはわれわれが心の深層の中に「そんな不公平は決して存在しない」という原因結果の法則を直感的に知っているからなのである

 

 

 

原因があれば結果を生ずるこれは宇宙の大法である悪業を重ねながら現世に於いて悪果が出て来ないからとて、人生を馬鹿にしてはならないのである悪業を行っても現世に、その帳尻が出てこないということはどこかに、その帳尻の総決算がおこなわれる世界があるという証拠でもあるその総決算が行なわれる世界が霊界及び未来世(未来に、われわれの霊魂が生まれ代わって来る世界。単に、来世、ともいう)である。

 

 

 

現代は物質科学が発達しているだけではなく精神科学が発達して、既に過去の心理学とは様相が一変しつつあるのである。更に心霊科学と称して゛第四次元゛以上の霊的存在の世界の研究も段々進歩して科学的、実証的に現世で帳尻が合わない悪行が霊界に於いてその清算をさせられるために苦しんでいる霊魂がたくさんあることが、明らかにせられつつあるのである。

 

 

 

過去の仏教での地獄・極楽説は、その通りあるのではない。しかし、その通りではないが、霊魂の行く世界には、地獄とか煉獄とかいう語で形容されるような多種多様の苦しみの境界があって、その境界にあって、霊魂の浄化作用が行なわれるのである。

 

 

 

つまり霊魂の浄化とは、汚れた霊魂の洗濯のようなものである、一層多く汚れている(悪業の集積している)霊魂ほど長期間はげしいショックの中でその゛汚れ゛を落とさねばならないのである。゛多種多様の苦しみ゛と私がいったのは、それらの霊魂が自分の身につけた悪業の種類は各人一様でなく多種多様であるからそれを浄化する過程も多種多様であるという意味である。

 

 

 

それらの苦しみによる浄化の過程にある霊魂が苦しみの叫びをあげ、悩みの呻きに喘(あえ)ぎながら、゛救(たす)けてほしい゛と思って子孫や親類縁者の名を呼ぶのである。

 

 

 

そうすると、此の世界は電波の交流する世界であると共に、霊波(霊魂の想念の波動)が互いに交流する世界であるから、われわれ現世の人間で、その霊魂の近親者がその苦痛で叫んでいる霊魂の想念の波を感受するのである、

 

 

 

すると、放送局の放送を感受したテレビセットが、その放送を画像化して具体化するように、自分の身に、その苦痛悩みの画像を具体化してそれを病気としてあらわすのである。

 

 

 

このような病気は、原因が霊魂の世界にあるのであるから、物質医学や精神医学の方法によっては解決の道はないのである。概ね現代の医学で解決し得ない病気―癌や、スモン病や、原因不明の不随症は各種の神経痛的痛み、麻痺を伴う病気は、霊界に於ける霊魂の苦しみを、その人が受像した結果だとみとめられるのである。これを癒す道は霊界に於ける霊魂の苦しみを除去するほかに道はないのである。

 

 

 

霊界に於いて霊魂の背負う゛悪業゛を浄化消滅する自然の道は、苦しみによって償うことによって、その悪業が清算されるのであるが、それには長期間かかる。

 

 

 

しかし現世に於ける縁者がそんなに長期間゛苦しみの霊波゛を感受して病気をつづけていてはたまらないのである。それで、祖先及び自分の家系に属する縁者の霊魂が霊界で苦しんでいるのを急速に救う道を講じてやらなければならないのである。

 

 

 

これを救い得たならば、霊界の霊魂自身及びその影響を受けるべき現実界の両様の救いとなるのである。

 

 

 

幸いにして、霊魂の浄化といういうものは、霊魂は物質ではないから、洗濯機にかけて霊魂を摩擦の搾(し)め木で拷問的に叩きのめさねば浄化できぬというものではないのである。霊魂の浄化は消極的には゛懺悔゛と、積極的には゛真理を悟る゛という二つの方法によって主として行なわれる。

 

 

 

以下省略(当ブログ2017・06・04 人生を支配する先祖供養、参照)

 

 

 

★ 先祖供養の大切さがここにあるのですね!そろそろお盆が近づいて来ましたのでこれから先祖供養について掲載して行こうと思います。

 

 

○ 明日は★ 自殺又は情死した人の霊魂です。