過去記事より掲載しています

 

 

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◯ 人間死語の秘密のトビラは開かれる

 

 

死とは何か、死んでから人間はどうなるのか、唯物論者のいうように、ただ単なる「灰」になってしまうのだろうか。もしそうであるならば、そこからはなんの創造も生まれず、希望も生き甲斐もない無軌道な生活があるだけです。「心霊科学」と聞くと、すぐインチキときめつける人が多いが、中には生命の永遠の不死を説いた秀(すぐ)れた学説と例証もあるのです。 

 

本書は、欧米の権威ある実績を持つ心霊科学を紹介、霊界との密接な関係を現実生活にそくして詳解した画期的なものです。

 

 

谷口雅春著  生命の実相第9巻霊界篇上

 

 

 

 

はしがき

 

 

人間の運命の一半(いっぱん)は霊界との連関において、定まるのであって、本人の自由意志のみで定まるのではない。本人の過去の想念、言葉、行為は一種の惰力的な力をもっていて、その人の運命を一定の方向に導いて行こうとする。

 

これは仏教でいわゆる「業力(ごうりき)」と称せられるところのものであって、一定の方向を走る汽車はその後もその方向へ走って行こうと惰力をもっていて、あまりに急に変向せしめることはできないし、急角度で変向すれば脱線するようなものである。

 

個人のみならず、国家にも、民族にも、過去の想念、言葉、行為の力が蓄積されていて、ある惰力をもってその特有な運命の軌道を走ろうとするものである。そして個人の運命も、国家または民族の一員である限りにおいてその全体的な運命から脱落することはできない。われわれは国家または民族の積み来った業の流れの中に棹(さお)さす幾多の舟艇のようなものである。われわれは何(いず)れも全体の流れの影響を受けないことはむずかしいが流されるものもあるし、向こう岸に安全に到達するものもあるであろう。

 

そこには個人の努力や、自由意志の働く部分があるのであり、その努力の価値と、運命の変向力とを否定することはできないが、いずれにせよ、個人の運命は国家や民族の運命と混り合っているのである。さらにくわしく言えば地上の人類全体の運命および地球と他の天体との関係における運命とも混り合っているのである。

 

そして地球やその他の天体は、人間の霊魂がそこにおいて修行し、向上し、内在無限の神性をより多く発揮するための「場」だということができるのである。したがって、肉体をもっている人間の運命は、肉体を脱却して、よりいっそう進化向上せる霊魂の指導を受けて、種々に導かれ、修正せられつつあるのである。われわれはこれらの関係を無視して人間の運命を論ずることはできない。

 

人間は決して肉体存続期間だけの存在でもなければ、その生活圏が地球上だけに関係しているのでもない。あらゆる天体はわれわれの生活の「場」であり、進化向上の「場」として造られたものであって、天体の運命と、個人の運命とは密接に関係せしめられているのである。

 

われわれがここで言う「運命」とは運がよくて金が儲かるとか、運が悪くて失敗するとかそのような小さな問題を言うのではない。もっと人類全体と、そして宇宙全体とに、連関せるところの大いなる運命である。人間はなんのために創造(つく)られたか、いずこより来たり、いずこに到るか。地球上の民族の霊魂は決して一時期に移植せしめられたるものではなく、数次にわたって、数個の集団として、他の天体においてある程度修行せしめられたものが、遷移し来れるものであると、ヴェッテリニはその霊示において告げている。

 

それゆえに、高く上がるもの、低く降る者、民族はそれぞれの集団的運命を受けるのであり、われわれは現にそれを受けつつあるのである。この霊界の秘密を知らずして人間の運命を予知することはできない。われわれがアジア民族または日本民族としての関心もそこに集中せざるをえないのである。

 

わたしは数百種におよぶ「霊界通信」の書籍を読んだが、ヴェッテリニの霊告(れいこく)ほど、合理的で深い感銘をわれわれに与えたものはないのである。わたしは高級霊ヴェッテリニの霊告(れいこく)を、霊界通信が出て来る経路を語る一節のほかは、コルニリエ氏が原文に書いた順序にはこの書に集録しないで、その霊界通信を整理して分類的な順序にそれを列(なら)べて検索に便利にしたのである。

 

この書はかつて『出生前・生・死・死後の研究』と題して単行本で出たとき数十版を重ねたが、後に『生命の實相』の第五巻「霊界篇」に収録されてまた数十重ねたのである。いずれかの書で読んだ人はこの書を読む必要はないのであるが、

 

戦後、霊媒現象の取り締まりがなくなり、詐術霊媒が宗教法人を造って人々を欺(あざむ)く例が頻繁(ひんぱん)にあるので、その方面に興味をもつ人は、本書をその批評の尺度として対照せられるならば、迷わされる危険は少ないであろうし、

 

人類的運命に連関して、今後、地球上がいかなる運命に見舞われるかについての覚悟を得る上にも、確かにある参考になるであろうと思う。

 

人類の運命は本書にあるように、高級霊の愛深き指導によって間断なく修正されつつあるものであるがゆえに、わたしは必ずしも、本書に示されたる各民族の運命を絶対だと信ずるものではない。しかしアジア民族の一員としてアジア民族の今後の運命に関して関心おく能わぬものである。

 

 

昭和三十七年十二月十日 

 

著者しるす

 

 

 

★ 今回より霊界について少し掲載させて頂こうと思います。私のブログをフォローされている方にも結構霊界について書いておられる方もおられますので、正しい判断するのに参考になるのではと思います。

 

谷口雅春先生は霊界の事は霊界に行って勉強すれば良いと書いておられます!笑!それほど摩訶不思議な世界だと言う事です!笑!たぬきの子供でも人間の二、三日先の事を言い当てるようですよ!笑!地上から神さま、神さまと読んでいますと、霊界の子ダヌキが面白がって私は神様です、明日の貴方はこうなるでしょう!と答えると、それが当たるようです。それを聞いた本人はこれは間違いない神さまだと有頂天になり何でも子ダヌキの言うままに動き最後は悲惨な結果を招くようです。人間が自分(子ダヌキ)の言うままに動くものだから面白がって遊ぶようです!笑!子ダヌキには二、三日先の事は分かってもその人間の運命はわからないと言う事です。笑!

 

だから霊界の事は霊界に行って勉強すれば良いという事ですね。変な霊能者に騙されない為にもこの記事を掲載します。

 

 

 

★下記は2017年当時のをそのままを掲載しています。

 

*解散総選挙で特に民進党が希望の党に入るという事でテレビはどこも大変ですね。何が本当か?誰のいう事を信じれば良いのか?私はいつ頃からかテレビでどんな肩書きを持っていようが、この人何もわかっていないな?とか、根本がわかっていないな?とか判るようになっていましたね!今日丁度良い例がテレビ朝日で有りましたので、長嶋一茂さん(人間は好きです!笑)ですから仕方ないですが?憲法改正や安全保障以外にもっと大切な事あるでしょう!と話されましたが、言葉の使い方を間違われたのかも知れませんが、憲法改正、安全保障以上に大切なものはありません。笑!雅春先生は常に第一のものを第一にと話しておられます。しかし第一がわからない、特に戦後の教育で教育勅語が廃止され、先生によって教がバラバラ、その上占領憲法で、日本弱体化の為に作られていますので、判事、弁護士、の頭の良い人が分かっていない、戦前は教育勅語で国を大切に、親に孝行、夫婦なかよく、勤勉、と人間としての基本が教えられていましたので、みんな自分の考え行動が正しいか正しくないかはだいたいわかったのではないでしょうか、それが今はそれがないから皆んなわからない、私も生命の實相にふれるまではわからないし、そんな事あまり考えもしなかったですが、笑!偶々、「生命の實相」にふれ勉強させてもらいましたので迷わなくて済むようになりました。笑!教育勅語はネットでたくさん出ていますので参考に、

 

 

★ ウーンチョット言い過ぎかなと思いますね!(今の心境)笑!