過去記事より掲載しています

 

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◇ たまたま谷口雅春先生の幼児教育の本がありましたので掲載します。 古い本ですから、時代の相違で当時オシメだったりしますが、お悟りになられた方の教育法ですから、現代のように色々のたくさんの本が氾濫していて何が本当なのかを知るのには最適だと思います。

 

 

 

◎ 家庭教育のみちしるべ  「食事のしつけ」

 

 

◯ 自分で食物を食わせる練習

 

 

生後一年ごろからは、食物は自分自身で食べるように練習させるがよい。少しぐらいこぼすかも知れぬが、それをひろってやってはならぬ。

 

こぼして自分で拾うことが運動感覚の訓練にもなり、従って児童の精神全体の訓練にもなるのである。またそれによって依頼心がなげすてられ、自分のことは自分でするという良習慣の形成にもなる。

 

 

食物をこぼしたときに叱らないで、こぼさないときと、上手に拾った時とにほめてやるようにするがよい。「こぼしてはいけません」と言っても、まだ運動機能が十分発達しないから、こぼす方があたりまえなのである。

 

 

それを余り叱るようにすると、自分は「劣等者」だという劣等感をもつようになる・・・子供が悪いことをしたら、「××さん、これして頂戴」と言って別の「してほしい仕事」の方ヘ注意を転ずるがよろしい。

 

つづく

 

谷口雅春 著 「家庭教育のみちしるべ」

 

 

 

★いちいち納得ですね!笑!昨日テレビで今ほめる本が売れていると言っていましたが、ほとんどが谷口先生が元ではないかなと思っています。今お店行ってもどこでもありがとうございました!と言っていますが、会社やスーパーの社員の教育訓練も何十年も前からやっていましたのでその研修を受けられた方達が幹部になり、各界に行かれほめる教育になってきたのかなと勝手に想像しています。以前医学博士の徳久先生が東京オリンピック当時の東洋の魔女達のバレーの練習を見に行った時、叱ってばかりいるのでほめたらどうですかと監督に行ったら、最初は指導にならんと言っておられたが、どうやってほめるのですかとと聞かれたので、上手いプレーをした時そこだ、それだとほめていけばと言ったという事です。ただある学校の先生が叱ったらいけないにとらわれて困っておられたので、叱っていいのですよ、悪いことした時はピシと叱ることも必要です。何でもとらわれたらいけないという事です。叱るより、ほめるのを増やした方がいいですね!

 

 

 

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④ 赤ちゃんを授かる法

 

◯ 女性の天性を發揮して子寶を得た實例

 

 

私が倉敷で講習会を催(もよほ)したとき、一人の五十歳がらみの婦人が体験談を話した。彼女は結婚以来十数年になるけれども子寶に恵まれないのである。

 

 

ある日生命の實相の講演会があるといふので彼女は試みに聴講したところ、非常に感動したので、夜ひそかに、その講師の宿を訪問して、「自分は子供がほしいけれども結婚十数年を經るけれども子寶に恵まれない。

 

 

どう云ふ心掛(こころがけ)をしたら子寶を得ることができますか」と訊いた。「あなたは何を職業にしてゐますか」と講師は訊(き)いた。それは戦爭中のことだった。

 

 

「私は唯今田舎に疎開して百姓をしてをります」と答ヘると、「それは臨時のことで、何か職業をもってゐたでせう」と講師はいった。「ハイ、私は小学校の教師を職業としてゐました」

 

 

「さうぢやらう。女性でありながら学校の先生をしてゐる者は大抵、女性的な柔かさも温さも失って、樫(かし)の棒が真直に固く突ったってゐるやうな心の姿勢してゐる人が多い。

 

 

それでは妊娠のしやうがない。樫の棒に種を播(ま)いても生(は)えない。あなたもさうだらう」と講師はいった。その言葉がその婦人の肺賦(はいふ)を強く突き刺し貫いた。そして彼女は本當にこの先生のいふ通りに自分の性格は反女性的だったと思った。

 

 

そしてこれから夫に素直に柔順に、やはらかく温く、愛情をもって仕へる決心をした。そしたら、ちやうど其の月に彼女は妊娠したのであった。―これが彼女自身の口から出た体験談である。

 

 

つづく

 

 

谷口雅春 著 人生の秘訣365章」

 

 

 

 

★今は働く人が少なくて、女性も働きなさいと国が言っていますので、女性も昔みたいな専業主婦ではおれなくなり、自然と男性的になってきますよね!仕方ないのかもと思います。谷口雅春先生も女性は働いた方が良いと言っておられます。

 

家に入っていると時代に取り残されて、御主人との会話ができなくなり、夫婦の間に溝ができると書いてあります。唯女性は女性の天分があるからまずそれを第一にと言っておられます。しかし、能力ある女性は政財界大いに進出すべきとも書いてありますが、そういう女性は少ないので女性の天分を発揮するのが良いとも書いてあります。

 

そしてこの本は古いですが、先生は早稲田の文学部出身ですので、正しい日本の言葉、又日本の古い本も読めるようにあえて旧漢字を使われる事もあります。なかにごちゃまぜになっているのは私が勝手に当用漢字を使っていることもありますので、ご容赦を!笑!