過去記事より掲載しています

 

 

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★ マッカーサー憲法草案を受諾する意志はなかったが、"この草案をそのまま呑まないと、ソ連では君主制を全然廃止する日本国憲法を作りつつあるから、それまでにこの草案をのんでしまっておくように。という占領軍総司令部からの通告があったので、止むを得ず、天皇制を兎も角も何らかの形で護持したいつもりで、その占領憲法を呑んだ」という意味のことを言っていたのでも明かである。(この週刊誌は車中で旅行中読んだので、今は記憶で書くに過ぎないが)この間の消息を裏付けるかの如く、井上孚麿氏は次の如く書いている。

 

 

 

 

○ 占領軍司令官が占領地の憲法を恒久的に変更する権限はない

 

 

 

井上孚麿氏は、日本国憲法の無効論の根拠として、その制定が国民の自由意志によらずしてマッカーサーの占領中の圧力によって制定せられたものであるから無効であることを詳述している。

 

 



「・・・・占領地の現行法尊重の義務は、一九〇七年の陸戦法規が明文を以て規定するところであって、占領軍司令官が占領地の憲法の恒久的変更を為し又は為さしむる如きは許すべからざることになっておる。

 

 

その上に、今次の降伏条件たるポツダム宣言、バーンズ回答等にも、日本の憲法改正を必然ならしめるようなことは皆無であるばかりでなく、占領末期の政府の形態を決定することは、日本人の自由意志によって決定せらるべきものとしておったのである。

 

 

これらのことは、日本では政治家ばかりでなく、学者さえも、今以て迂濶(うかつ)にしておるのであるけれども、占領軍司令部は、当時十二分に承知しておった筈であるからして、司令部としては、憲法の変更が飽く迄日本国側の自由意志によって自発的になされたものであるということを内外に対して吹聴することが必要であったのである。

 

 

 

若しも不当干渉のことが問題となるならば、占領軍司令官の不法不当の処置に関する国際法上及び軍法上の責任問題を惹起(じゃっき)するばかりでなく占領終了後に於ては憲法変更の無効及び原状回復による旧憲法復原の問題を生ぜしむることにもなり得べきことを知悉しておったのであろう」
 

 

 

私は井上孚麿氏のこの著書によって、国際法上の陸戦法規に「占領軍司令官が占領地の憲法の恒久的変更を為し又は為さしめることが許されない」となっていることをはじめて知ったのである。

 

 

こんな事があったので、最近、日本から憲法調査会の代表がアメリカに渡って現行の日本国憲法制定についての当時のイキサツをマッカーサー元帥に面会して聴こうとしたとき、元帥がその面会を拒絶したのも「成る程これあるかな」と気がついたのである。

 

 

 

現行の日本国憲法がマッカーサー司令部から押しつけられた憲法草案に基くものであることは、当時の内閣書記官長檜橋渡氏(ならばしわたるし)がある週刊雑誌に「私が当時内閣書記官長として責任者の立場にあったからよく知っている。

 

 

 

マッカーサー憲法草案を受諾する意志はなかったが、"この草案をそのまま呑まないと、ソ連では君主制を全然廃止する日本国憲法を作りつつあるから、それまでにこの草案をのんでしまっておくように。

 

 

という占領軍総司令部からの通告があったので、止むを得ず、天皇制を兎も角も何らかの形で護持したいつもりで、その占領憲法を呑んだ」という意味のことを言っていたのでも明かである。(この週刊誌は車中で旅行中読んだので、今は記憶で書くに過ぎないが)この間の消息を裏付けるかの如く、井上孚麿氏は次の如く書いている。即ち『憲法研究』一〇二頁に、

 

 

「・・・・幣原内閣はその後、内大臣府の憲法改正調査とは別に、政府部内に憲法問題調査委員会を設けるには設けたのであるけれども、これは改正を予定してのものではなく、むしろ改正の要否の検討から始めるという程の漫々的(マンマンデー)のものであったのである。

 

 

たとえ改正を要するとしても、第一条乃至(ないし)第四条の根本原則は改正すべきではないということは、首相も憲法問題担当の松本国務相も議会でも新聞記者会見でも、屢々(しばしば)公言しておったのである。調査委員会の委員間にもポツダム宣言を履行する為には憲法改正を必要とせぬという意見が圧倒的であったことは勿論『改正を不可とする見解』さえもあった位である。

 

 

殊に況(いわ)んや、帝国憲法の『全面的改正』更には帝国憲法の『廃棄』を意味する『新憲法制定』の如きは政府当路者(とうろうしゃ)も宮中府中の憲法問題関係者も夢想だにしなかったに違いない。二十一年の一月頃迄はこの状態が続いておったものと思われる。さればこそ、二月十三日の司令部側によるマッカーサー憲法草案の交付は、日本政府にとっては正に、晴天の霹靂(へきれき)であったのである。

 

 

 

つづく

 

 

谷口雅春著「私しの日本憲法論」

 

 

 

 

 

 

☆ 参議院議員青山繁晴氏のYouTubeは時々見ていましたが、長いのでだいたい聞いて彼の事は知っているつもりでいましたが、この三日間で青山繁晴氏の長崎での講演約二時間をYouTubeで最初から最後まで初めて聞きました!凄い人だと事は知っていましたが、改めて本当に凄い人だと知りました。笑!安倍元総理がまだ凶弾にたおれる前で安倍元総理との事も聞く事ができました。

 

簡単に書きますと、中国は先ず世論を動かして心理作戦、それから法律を変えてくる例えば福島の原発、放射能がもれてメルトダウンして原発はダメだと言って、原発を停めて、太陽光発電だと言って日本に会社を作り太陽光発電を日本に売りそれを清水建設にやらせている。風力発電も中国の風力発電だという事です。風力発電は錆びてすぐ使えなくなり日本の海岸線に使えなくなった風力発電が残るという事です。

 

青山議員は福島原発事故の時直ぐ福島原発に行って吉田所長と会い、止められたけど自分は専門家だという事で原発を測量計?を持って作業員も行かない所まで行って見てきたが、壊れたのは原発ではなく周りの燃料タンク等で原子炉は大丈夫だったという事です。福島原発はアメリカのいわくつき原子炉を政府と東京電力で買い工事はアメリカの業者が作ったという事です。

 

壊れたのは津波で地震の時津波を想定してもっと高くしようと若手が言ったが東京電力はやらなかたので被害を受けている。福島原発の先にある女川原発が東北電力で作られたがそこは防潮堤を高くしていたので今でも稼働できるが停止したままだという事です。要は中国の世論作りにやられているようですね。以前書きましたがテレビはゴールデンタイムは電通が買い占めているようです。長くなりますのでこの辺で、是非YouTube見て頂きたいと思います。