過去記事より掲載しています

 

 

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⑥ 日本再建の道を拓くもの

 

 

 

○ 人口制限は日本を弱体化する 
 
 

 

人口が過剰になると、止むを得ず侵略をする慎(おそ)れがあるから日本の人口を制限しようと云う人は、人口がとぼしいためにその固有の領土すら常に近隣の大国の侵入に晒(さ)されて手も足も出ない少数民族の現状を見るがよいのである。

 

 

 

真に完全に独立している国は、他国の手助けを借りることなくして自国を護り得る者でなければならないのである。この意味に於いて、人口の少い少数民族の国は、国際的に独立国とみとめられているだけで、実質は独立しているのではないのである

 

 

 

実質が独立国になるためには人口が多くなければならないのである。その国の人口が唯、多いと云うだけでも一つの対外的威力となり得るのである。

 

 

 

中共が朝鮮に侵入して来て、それが明かに北京政府の指令によるものでありながら、中共義勇軍と仮称して国連軍に対して押しをきかせて北鮮を有利にしたのは、中共軍の装備が立派だからでなく、中共の人口が尨大なものであり、アメリカが出来るだけ中共軍を怒らせたくないために遠慮したからに過ぎないのである。

 

 

 

人口の多いさは、ただそれだけで強大なアメリカに対してすらもこれだけの威力を発揮し得るのである。

 

 

 

アメリカが日本の人口を増加しないように、或る点でくいとめたいために産児制限を奨励しようとしたのは占領政策として無理もないことであったけれども、日本人自身が人口を制限して、自国の威信を弱小に制限しようなどと考えるのはまことに愚かなことだと云わなければならないのである。

 

 

 

 

 

 

 

○ 避妊と堕胎の公認は性道徳を頽廃せしめる 
        

 

 

 

産児制限は避妊法と人工流産(堕胎)とによって行われる。最近一年間に指定医によって届出れた人工流産の数は六十万人だと云われるが、指定医によらずして手軽に堕胎されたる胎児はその二倍数に上ると云うことである。

 

 

 

一年に合計百八十万人が殺されていると云うことになっているのである。しかし最近、指定通り認定さえあれば何人でも自由に堕胎して差支えないことになったのでこれはどの位増加するか今のところわからないが、これも占領政策に迎合した被占領者の愚かなる追随である。

 

 

 

折角宿った人間生命を殺すと云うようなそう云う残酷なことはなるべくしないように避妊法を行えと云うように宣伝され、避妊薬が氾濫し、避妊法を政府の役人又は政府から命令を受けた人が公然と教えて歩くと云うようなことまで行われているのであるが、

 

 

 

それがどんな結果になるかと云うと、「性欲は出来るだけ欲(ほしいま)まに楽しめ、そしてその結果としての重荷を負うな」と云うことになって、愈々(いよいよ)性道徳の退廃を奨励することになるのである。

 

 

 

古代ローマが滅びてしまった原因は五官の楽しみを満足させるための味覚の饗宴や、性設備が行き届いて、宴会などでも、食事は五官を楽しますためであって働くためのエネルギーを補給する栄養ではなくなり、腹一ぱい楽しんで食べたのちにはそれを吐き出す設備がととのえてあって、吐き出してはまた食べると云うような楽しみ方になっていたと云う。

 

 

 

食物が栄養のためにとられず、ただ五官の楽しみのためにとられ、性欲が生殖や夫婦の愛情の満足のためにではなく、ただ五官の満足のためのみに遂行せられろようになったっとき、それは「自然」の意志に反逆するのであるから、必ずや「自然」は彼にその報いを与えるのである。

 

 

 

その報いとは人間生活の堕落、道徳の退廃、毅然たる道徳精神の滅衰と云うことである。現に日本人の多数 (大多数ではないかも知れぬが)はその報いを受けつつあるのであり、幾多のいまわしき事態が続々と起りつつあるのである。

 

 

 

これは日本の人口を減少せしめようとする占領目的と同時に、一石二鳥的日本退廃化の目的を達しつつあるのである。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

谷口雅春著「私の日本憲法」        ⑥ 日本再建道を拓くもの

 

 

 

 

 

下記は昨日のネットからです。

 

フランス議会上院で女性が「人工妊娠中絶する自由を憲法に明記する法案が可決されました。」3月4日に正式採択される見通しです。

 

  【映像】デモの様子 「この投票は歴史的です。女性が自分の体をコントロールする自由を憲法に明記する世界初の国になります」(フランスのデュポン・モレッティ法務相) 

 

 フランス議会上院は28日、女性の中絶の権利を憲法に明記する法案を賛成多数で承認しました。  フランスは1970年代に人工妊娠中絶を合法化する法律を制定しましたが、アメリカの連邦最高裁が2022年に女性の人工妊娠中絶の権利を覆すなど、各国で女性の自由を脅かす状況が相次ぎ政府は危機感を示していました。  法案は、3月4日に正式に採択される見通しで、マクロン大統領はSNSで、「女性の中絶の自由を憲法に明記することで不可逆的なものにするよう尽力する」と強い決意を表しています。(ANNニュース)

 

 

 

 

☆ 下記は当ブログ過去記事からです。

 

 

医学博士で産婦人科の徳久克巳先生は戦後の日本で堕胎した事のない女性は一人もないと言っていいほど酷かったと話されました。それがいまの人手不足の原因と私は思っています。

 

2019年01月11日

テーマ:先祖供養

 

◯ 子供の非行の背景にある“流産児の怨念”

 

 人工の場合も、自然の場合も、流産児の霊がまだ救われずに迷っていると、その迷っている念波が現実界に送られてきて、近親者や子供にひっかかることがある。すると子供が脱線したり、非行化することになる。

 

特に、人工流産の場合は、中絶児の霊魂はそのお母さんや親を憎んでいることが多いので、憎しみの念や、恨みの念を送ってくるのである。これは何故かというと、前述したように、人間がこの地上に生まれて来るのは、自分で生まれようと思って来るのではない。

 

生まれ変りを続けている生命に対して、神様が「この霊魂は、今度はこの両親の間に生まれ変らせてあげて、地球上のいろいろの経験を積ませ、魂を向上させてあげよう」とお考えになるのである。人間は、この神様の御心を受けて母親のお胎(なか)へ宿って来るのである。

 

しかし、それを親の都合で、経済上の理由とか、世間を欺くために殺して出してしまう。すると霊魂にとっては、地上に生まれて来て、魂を磨かれ、より高い段階にまで向上しようと思っていても、それが妨げられるので、非常に憤慨する。

 

そして復讐的にイタズラをする霊魂も出てくるわけである。こういう霊魂は、“念波操縦”とでもいうべき方法で地上に恨みの念波を送り、これに影響されて子供が親に反抗したり、勉強しなくなったり、あるいは非行グループの中に入って、親がどんなに注意しても非行を重ねる―というような現象が起ってくることになるのである。このような場合は、流産した霊魂に名前をつけて、祀ってあげることが必要である。

 

流産児、に名前をつけるのは、霊界でも名前のない霊は、今まで名前がなかったので、呼ばれても悟りようがなかったし、いろいろと不都合が生じるからである。現実界でも名前がなければ、例えば学校で先生に呼ばれないなど、人と人とのコミュニケーションが断絶して孤立化してしまう。

 

これと同じように、霊界でも無名の霊は孤立して霊的生長の機会を失ってしまうので、流産児にも必ず名前をつけて、位牌にはその名前を書いて、「あなたには今後こう云う名前を付けて呼びますから、その時、必ず祭壇にお出で下さい。」と申し上げる。「私は聖経「甘露の法雨」を読誦して差し上げますから聖経の真意をよく汲みとりて悟りを開いて魂の向上に資(し)して下さい」と、このように聖経読誦の理由を申し上げることが大切である。

 

すると、今迄名前がなかったので聖経読誦を聴聞する機会を失っていたのが、真理を聴聞する機会を得て霊が向上し、グレていた自分の子供が、正気にもどり、さらに優良児に変ってしまうというような実例も沢山出てくる訳になるのである。

 

 

 

★ 以前テレビで放送された「積木くずし」確か非行少女の映画だったと思います。戦後の非行少年、非行少女の問題でした。この原因が中絶にあるという事です。

 

○ 実際産んで殺したら殺人です。中絶は殺人にはなりません!お釈迦さまは知らずに犯した罪ほど大きいと話しておられます。弟子が知って犯した罪と、知らずに犯した罪とはどちらが重いですかとお釈迦さまに聞いたら、昔、火鉢(ヒバチ)の炭を握るのに火ばしという鉄の箸を使っていました。その火箸を例に真赤に焼けた火箸を熱いと知って握るのと、知らずに握るのとはどちらが火傷が重いか?知らずに握った方が火傷が酷いだろう!という事です。