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谷口雅春先生は国家の為なら教団の一つや二つつぶれてもいいと、今の占領憲法を破棄しないと日本は自滅すると切々と説いてあります。

 

 

◯ 日本を自然に自滅させる目的の憲法

 

 

 

武藤貞一氏はいう。「もともと日本破壊の目的をもったこの占領憲法を護ってゆく限り日本は助からない。名は自由主義、民主主義だが、その実、恐るべき勢いで培養され繁殖されて来たものは共産主義ではないか……日本を共産革命の危機から、いま直ちに救い出さねば手遅れになる。それにはただ一事、米製憲法を廃棄し、改めて新憲法をつくることである。

 

 

改憲こそが、革命暴カに立ち向かう唯一の方法であり、われわれは勇気をもって、改憲を断行するか、それとも革命勢カに道を譲るかの二者択一の関頭に立たされている」

 

こういって今の憲法下では、諸君の知っている通り、裁判所の判事が革命勢カに味方していることを次のごとく武藤氏は指摘するのである。

 

・・・以下中略・・・

 

 

こんなに逮捕状が出ている犯人が堂々と姿をあらわし政府をバカにした演説をしても捕えることができない。犯人をゲバ棒で守ってにがしてやっても逃走幇助罪(ほうじょざい)にも問われない。それはなぜであろうか。これが「学問の自由」をきめた占領憲法のなす所業なのである。まるで革命奨励の憲法ではないか。

 

 

 

「新日本春秋」は旬刊五の日発行の愛国新聞であるが、われわれと同様に、その言論は、単に改憲ではなく明治憲法への復元を目標としている崇高なる精神に貫かれている。その四十四年五月十五日号の第一面杜説はまさにわれわれが言わんと欲するところを、きわめて端的にまとめているので、その一部を次に引用してわれわれと同じ憂国愛国の士がここにもあるのであって、吾々だけが明治憲法復元を説いているのではないことを知っていただきたい。

 

以下省略

 

 

谷口雅春著 「私の日本憲法論」より

 

 

 

 

◎ 加瀬英明氏(福田、中曽根元首相特別顧問)とアメリカの弁護士ケント・ギルバート氏の本から

 

「 憲法改正で日本はこんなに良くなる」

 

 

 

◯ 日本人の誇りを失わしめた「ウオーギルト・インフォメーション・プログラム」

 

 

ケント

 

占領軍が行った「ウオー・ギルト・インフオメーシヨン・プログラム」には、四つの柱があります。

 

 

 

ーつは「検閲制度」、プレスコード違反の取り締まりです。

 

ー二つめは「教育改革」を行って、日本人に自虐史観を教え込むこと。

 

三つめは「東京裁判」で、日本が犯罪国家で悪かったと確定すること。

 

四つめは「憲法」を押し付けて、第九条によって日本を二度と戦うことの出来ない国にすることです。自分たちは戦う資格のある国ではない、と思わせることでした。

 

 

 

この四つの柱によって、日本人の誇りを抑えつけようとしたわけです。なぜ日本人に対して、自分たちが悪かったと思わせる必要があったのか。こんな話があります。

 

 

 

新渡戸稲造(にとべいなぞう)は「武士道」という本を英語で書き上げました。その目的は、日本は平和な国だということを欧米人に紹介するためだったわけです。ところがアメリカでは、そう理解せず、たんに武士という軍人に長年支配された、野蛮な国だと思わされたのです。

 

 

 

中華民国の蒋介石総統が、容姿端麗で流暢な英語を話す妻の宋美齢(そうびれい)をアメリカに送り込んで、そのようなプロパガンダ講演を全米で行わせたからです。でも、第二次世界大戦で実際に日本軍と戦ってみると、その勇猛果敢な戦いぶりが確かにすごい。アメリカはとても脅威に感じました。このような勘違いに基づいて、アメリカの日本に対する戦後政策、占領政策がつくられた部分もあるのですよ。

 

 

 

加瀬英明

 

悪かったのは、一方的にアメリカです。おいおい話してゆきますが、日本政府が日米開戦の寸前まで、誠心誠意、平和への努力をしたのにもかかわらず、アメリカははるか前から日本と戦って、日本を叩き潰すことを決定していました。アメリカにこそ、「ウオー・ギルト」(戦争責任)があります。アメリカこそ、野蛮な国でした。開戦に至った日米交渉を通じて、日本側はアメリカも平和を求めていると信じて、何とかして戦争を避けようと懸命になって努めました。だが、アメリカによって騙されてしまいました。

 

 

 

私は、福田赳夫内閣と中曽根康弘内閣で外交の第一線に立ちましたが、日本人は鏡の前に立って自分の姿を見るように、相手の国も日本と同じように徳義に厚く、誠実だと思い込みがちです。日米交渉がまさにそうでした。苦い教訓ですね。

 

 

 

ケント・ギルバート

 

「ウオー・ギルート・インフォメーシヨン・プログラム」の四つの柱のーつである「検閲制度」についてですが、GHQの検閲は徹底したもので、映画、ラジオ、新聞、書籍、雑誌といったマスメディアだけでなく、小劇場で舞台を演じるときすら、事前にセリフの台本だけでなく音楽の選曲までGHQに提出して承認されないと公演できなかったと、亡くなった永六助さんが生前にテレビで語っておられました。

 

 

 

民間検鬩支隊の総数は六千人にもおよび、手紙や電報も検閲対象でした。メンバーの多くは日本語の読解力だけでなく英語も得意な若き日本人エリートであり、高給で雇(やと)われていました。彼らは国や同胞を裏切っていたという負い目からか、ほとんど全員が自分が民間検閲支隊のー員だった事実を家族や周囲にも死ぬまで隠しとおしました。その後は大学やメディアの仕事に就いた人が多かったと聞いたことがあります。

 

 

 

 

○「日本は野蛮な国」という思い上がりから始まった占領軍の教育改革

 

 

ケント・ギルバート

 

「ウオー・ギルト・インフォメーシヨン・プログラム」の四つの柱のうち、「教育改革」で何が行われたかということについて触れておきたいと思います。

それは、日本の国益を考えた歴史を教えてはいけないということです。どこの国でも、子供たちが祖国を誇りに思うような教育を行うものです。ところがGHQは、日本人に贖罪意識を植え付けるための教育しかさせなかった。「日本は悪かった」「あの戦争は侵略戦争だった」と教えろということです、それを教育現場に強制させたのですね。

 

 

 

教育改革を実施するため、GHQは教育者を入れ換えました。公職追放を行って戦時中までの良い教師をクビにしました。残った教師は、仕方がないからGHQの意向に従うしかなくなります。そして教職員の労働組合がつくられていきました。日教組や高教組です。その中には共産党の勢力が入り込んでいました。

 

 

彼らには「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」どころではない、日本そのものを破壊してしまいたいという思惑が、戦前からあったわけです。

 

 

この問題は現在においても引きずっていて、教育現場は今日に至るまで、どうしようもなく「反日」です。国公立の大学などもひどいものです。東京大学の教職員組合などは、共産党そのもののような言動を繰り返しています、大学生協も左翼の巣窟です。

 

 

 

加瀬英明

 

教育改革の根底にあるのは、誤った日本観です、マッカーサーは、典型的思い上がった白人、キリスト教徒でしたから、日本が野蛮な国だと思っていました。「マッカーサー回顧録」を読むとよく分かりますが、神道は前世紀的なものであると書いています。近代日本が、中世ヨーロッパの暗黒時代にあるように書いているのです。

 

 

 

そこでマッカーサーは、日本の全国民をキリスト教化することを決めていました。笑うべきことですが、それを真剣に考えていたことは、副官が書いた回想録にも見られます。マッカーサー元帥を喜ばせるため、「これだけキリスト教徒が増えました」と、水増しした数字を挙げて、定期的に報告していたというのですマッカーサーはそのために、東京に国際基督教大学(ICU)を創りました。

 

 

 

だから、クリスチヤンだった片山哲(日本社会党委員長)が首相になったときには、マッカーサーは両手を挙げて喜びました。中華民国の蒋介石総統、フィリピンのマニュエル・ロハス大統領がクリスチャンで、「片山氏が首相となったことによって、アジアのキリスト教化が完成することになる」と言って、手放しで大喜びした。(笑)

 

 

 

アメリカの占領政策は、滑稽(こっけい)な喜劇的なことがいくらでもありますね。無法きわまる占領が終わって、もう六十五年以上になります。だから、もうアメリカを赦してやって、歴史のヒトコマとして研究するのはよいとして、占領時代は過去のものとして忘れるべきですよ。

 

 

 

現在、日本で政教分離を真面目に信じている人たちが、国家行事や地方自治体の行事を“無宗教”でう行うことが、当然だと思っています。ところが、世界中の国々をみると、共産国、それに儒教の韓国を除けば、“無宗教”で行っているのは日本ぐらいのものです。“無宗教”というのは“無神論”ということでしょう。国家が無神論を宣伝し、国民に無神論を強いているようなものですから、おかしなことです。国にそんな権利はありません。

 

 

 

これも結局は、神道を野蛮なものだと断じたGHQの無知と偏見が、いまだに日本中を支配している証です。戦争に負けたとき、もし日本がアメリカの植民地だったフィリピンと同じようにキリスト教国だったら、政教分離みたいなバカげたことを強制されることがなかったでしょう。

 

 

 

ケント・ギルバート

 

それは絶対になかったですね。ヘレン・ミアーズというアメリカ人女性学者が書いた「Mirror for Americans:JAPAN  (アメリカの鏡・日本)」という本があります。その原著で彼女は、三三○ページにわたって次のようなことを述べています。

 

 

 

われわれアメリカ人は、日本人が近代以前から好戦的民族だと信じ込まされてきたけれども、どの時代にあっても欧米諸国と比ベてもきわめて平和主義的な国家だった。東京裁判などで日本の軍事行動を裁き、占領政策を推し進めてきたけれど、その前提となる日本人に対する考え方のすべてが間違っていたというのです。

 

 

 

その本は、ミアーズがGHQの諮問機関「労働政策十一人委員会」のメンバーとしての役割を終えて、アメリカに帰国したー九四八(昭和二十三年に出版されました。

 

 

 

それをミアーズと交流のあった日本人翻訳家が日本語で出版しようとしたのですが、マッカーサーは「占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない」といい、自ら発行禁止処分を下したのです。まだ占領期間中でしたからね。

 

 

 

「アメリカの反省」というタイトルで翻訳本が最初に日本で発売されたのはー九五三(昭和二十八)年でしたが、あまり話題になりませんでした。GHQに協力してきたマスメディアが、自分たちの裏切り行為を知られたくなかったのでしよう。一九九○年代にミアーズの原著を再発掘した日本人有志がいて、いまは現代的な日本語訳で誰でも読めます。

 

 

 

加瀬英明

 

ヒトラーのナチス・ドイツが、ユダヤ人による本をことごとく“焚書(ふんしょ)”したのは有名ですが、GHQも占領下の日本においてまったく同じことを行ったのです。

 

 

・・・以下省略・・・

 

 

加瀬英明、ケントギルバート 著「憲法改正で日本はこんなに良くなる」

 

 

 

 

○ 今は社会党はほとんどなくなり当時ほど共産党も力はありませんが、yuutyuubuを見ていると世界で日本が一番観光地と興味があるようです。しかし日本人には戦後の教育で国家観がありません、教えられていませんし、今では教えられる先生もほとんどいない状態です。そんな状態の日本人を知り、中国、ロシア、北朝鮮、韓国も怖いですね!他の国の革命分子が日本で活動しはじめたら大変な事になるのではと心配しています。それを防ぐためにもせめて憲法改正だけでも今の内にやるべきだと思っています。