◎「生命の實相」の超生理学

 

 

◯ 本能を正しくする道

 

 

 

では、「本能」を正しくするにはどうしたらよいか、

 

 

われわれはエデンの園で人類が一度蛇(へび)にだまされて食べたという「知恵の樹(こ)の果(み)」をことごとく吐き出してしまって、神の英知(ちえ)を心の中に吸い込んでその導きにおまかせしなければならないのであります。

 

 

 

では「知恵の樹の果」を吐き出すにはどうしたらよいでしょうか。

 

 

「生命」を「生命」とせず人間を物質的機械と観ずる在来の「迷いの学問」をば、「生命」を「生命」として取り扱う真学問の光で照破(しょうは)するのが何よりもよいのであります。

 

 

仏典にも、聖書にも、日本の古典にも、「生命を生命として取り扱う真学問」が書いてあるのであります。

 

 

 

これらの聖典が尊いのはそれが釈迦の言葉だから尊いの、イエスの言葉だから尊いのというわけではなく、この「真学問」が書いてあるから尊いのであります。

 

 

しかし、仏典、皇典の難解はいうまでもなく、聖書にしましても、表面はかなりやさしいけれども、それは霊感によって書かれたのでありますから、表面の字句だけを読んで、霊感でこれを読むことができなければ、本当の真理がわからず、真理がわからねばせっかく読んでもなんにもならないのであります。

 

 

 

だから仏典でも、聖書でも、古典でも、それを読んで病気が治ったという人はめったにない。

 

 

 

それは読んでも本当に解らなかった証拠であります。宗教家のうちには、「病気などを自分で治すことは考えていない。そんな現世利益はどうだってよい、自分は霊魂(たましい)の救済を考えているのだ」という方があるかもしれませんが、それはやせ我慢か、でなければ無知かであります。

 

 

 

「真理の世界」に病気は無いのでありますから、真理を知る以上は病気の夢がことごとく破壊されて、無病なる本来の完全な生命状態が顕われることが当然

なのであります。

 

 

 

それができなければ真理を知ったということはできません。ところが『生命の實相』誌を繰り返し本当にわかるまで読んでいる方には、ぞくぞく病気が治ったり、大食癖が治ったり、喫煙癖が治ったりして「生命」本来の完全さを肉体の上に実現せられつつあるのであります。

 

 

 

これはなぜかと申しますと、『生命の實相』誌には「生命の実相」(真理、神、道)がいかにも解りやすく書いてありますから、むつかしい仏典、聖書を読むよりも、真理を知りやすく、真理を知るにしたがって、自己の生命の完全な実相(ほんとのすがた)がアリアリと肉体の上にも映し出されるからであります。

 

 

 

 

 

◯ 島薗内科における西田天香氏の実験

 

 

それはさておき、われわれが栄養物の調和をうる二つの方法のうち、外からわれわれの食膳に上るものは、摂理と本能とによってかくのごとくして調節されるということについては説明を終わりましたから、今度は内からわれわれの生命力がいかに自分の栄養を調節してくれるかということを述べておきたいとぞんじます。

 

 

数年前に京都帝国大学医学部内科の島薗博士が、脚気(かっけ)の病原を研究するため一燈園の西田天香氏はじめ数名の一燈園同人を、モルモット代わりにして数十日間厳重にビタミンBをぜんぜん含まない食物をとらせて実験せられましたところ、その実験台になった西田氏はじめ数氏とも決して脚気にかからなかったという事実があるのであります。

 

 

 

この場合はことさらに実験でありますから自然に循環してくる外からの摂理を遮断して、食膳にのぼる食品の種類をわざと不健全なものに限り、本能的嗜好を利用して栄養の不足分が自然的に補われるということもでき難くしてあったのであります。

 

このように外からは摂理も本能も利用することができないけれどもさすがは西田天香氏であり、一燈園の同人であります。

 

 

心の平和が常人と異う。心に一点の恐怖もない。

 

 

わたしは雑誌『生命の實相』第二集第二号に「心の平和の生かす力」という題で、心の平和がいかに絶大な治病力を発揮するものであるかを書きましたが、その真理がこの場合にも実証されたのであります。

 

 

 

わざと病気になるように献立された食物、ぜんぜんある種の栄養素を除き去った物ばかりを数十日間食べさせられても病気一つ起こさない ― この否定し難き事実は何を語るでありましょうか。

 

 

 

それは心さえ平和であるならば、決していかなる食物もわれわれの健康を害することができないという一大証拠があげられたことになるのではありますまいか。

 

 

 

谷口雅春 著  「生命の實相第一巻」より

 

 

 

 

* 今日も産経新聞に対馬の現状が特集されていましたが、今までは先祖の土地をお墓を守らなければと代々受けつがれてきたが、最近は子供が都会に出たので親も子供のほうに行って、先祖の土地が売れれば売りたいという人が増えていると、書いてありましたが、医学博士の徳久先生が御存命の時世界のお墓事情を調べたら石でしっかり作られている国は国家もしっかりしていると話しておられました。又お墓が傾いている家はその家も傾いているので結婚の相手を知るにはそこのお墓を見るとわかると言っておられました。現在どんなに繁栄していてもお墓が草ぼうぼうで手入れされていないお墓のお家はいずれ衰退すると、だから京都のあるお寺に有名な方が此処にお墓を作りたいと言われたが、断られたという話を聞きました。今は繁栄しているかもしれませんが、その子孫は先ずお参りに来ないだろうから、無縁仏のお墓になる事をお寺さんは知っておられるんでしょう!雅春先生も先祖供養の本にお墓の移転はご先祖さんに聞いた方がいいと書いてあります。お墓参りして生きている人に話すように事情を説明して相談すると教えてくれると書いてあります。それを人間知恵でやると色々と障害が出るようです。本当に先祖に感謝している人は、毎月1日と15日はお参りするようです。それで人生の半ば頃私に大問題が発生しまして救われるためには藁をもつかむ思いで教えられた事徹底してやりました。我が家は遠いですから、妻の実家のお墓に1日と15日毎月行きました。笑!大変ですよ。時間もお金も、その後問題解決しましたらだんだん月1回ぐらいになり、最低でも2ヶ月に一度は行っています。笑、今は実家のお墓にも飛行機に乗って年2回は必ず行っています。それは雅春先生が国内にいる限り年2回は最低行けると書いてありましたので先ず形からともう10数年かかさず続けています。今年も7月に行きまして、来月夫婦で行ってきます。ほとんど観光かも?でもお陰様で子供、孫、先日も下の娘も結婚して、本当に毎日安らかに生活させて頂いております。お金はありませんが、必要なお金は必ず用意されていると書いてありますので、いつのまにか信用しているんでしょう!日常小さい事は生きている限り色々あっても本当に平和、安心ですね!「生命の實相」やっている人は皆さん若い?何も考えていないからでしょう!心配取越苦労しないからです!笑!