死刑執行 | ■ビジネスの軍師® 新納昭秀 公式ブログ 〜ニッポンツクリナヲシツアー〜■

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道路工事現場からのタタキアゲで、修羅場と成功の体験を土台に、
たった7円で起業し、中小企業改革再生のプロフェッショナル
として全国を駆け回る。18年で250社超の業績改善を実現

その昔、テレホンカードに手を加え、
度数を変価させて、売りさばいていた事件がありました。
その犯人は、直後に逮捕され裁判へ。

検察側の言い分は、
「テレホンカードの度数を変えること自体が
紙幣の偽造と同様の意味を成す」というもの。
対して、弁護側は、
「偽造罪の定義では、形状そのものを
変化させてこそ偽造とする…という考えからすれば、
偽造罪にあてはまらない。国内にそれに該当する
罪が存在しない。」

結果は、無罪でした。

当時の国会では、早速、「テレホンカード度数変価罪」というのが、
立法されましたので、制定以後の同様の事件は、
有罪となっています。

つまり、仮に殺人罪というルールが存在しない国家には、
殺人罪そのものは、存在しない。もし必要ならば、
そのルール自体をつくらなければならない。
そして、制定以後しかその効力は無い。

20年ほど前になります。
こういった罪刑法定主義不遡及の原理 などの
刑法概論を雇い入れた警備員の卵たちに
研修を行っていたころ、あの事件が起きました。

そして、今朝、宮崎死刑囚に死刑執行―。

刑が確定したのは2年前なんですね。
事件そのものから約20年。
被害に遭われた子供さんたちが
もし生きていれば、どれだけ素晴らしい人生を謳歌していたのか。
ご家族の方々は、どれだけの悔しい思いをされていたのか…。

そこに、

『 「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は、
  死刑制度の見直しを求める鳩山邦夫法相あての申し入れ書を提出。 』

とのこと。

人権擁護に関する深い部分もあるのでしょうが、、、

秋葉原事件や連鎖する事件(模倣犯)の抑止的な意味、
サミットでのメンツを守るためなのでは…
そんな憶測も飛んでいるようですが、
このタイミング行われると、私も含め、世論の大多数は、
賛同なのではないでしょうか。

またこの記事を読むと
<手記で「絞首刑は残虐」=薬使用を訴え-宮崎死刑囚>
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008061700449&rel=m&g=soc

残虐な事件を起した身でありながら、自らの人権は主張する
ということ自体、信じられない!そんな怒りが湧き立ってきます。

がしかし、本来は、法によって裁かれているもの。

もしその法自体に問題があるのならば、
死刑廃止の代替案も含めて、国会にて議論すべき。
罪刑法定主義として、一つひとつの法が存在しているのですから、
その中身に何らかの問題があるのであれば、
法自体を変えなければなりません。

つまり、宮崎死刑囚の死刑執行が是か非か…
という議論とは、分けて考えるべきです。

できることならば、
今日、行われたすべての判断や反論が、
政治家の方々の勝手な思い込みやエゴ、私情、パフォーマンスでなく、
法の正義に則って行なわれたことだと強く信じたい。

近々始まる陪審員制度も含めて、
我々、国民側もその視点が感情だけで、
判断できない時代となってきたのではないか…
と考えさせられました。

ただし、自分より経験が浅い人たちに…
『人はなぜ人を殺してはいけないのか?』と問われたら、
『殺人罪になるから』という答え方だけは、禁物。
法やルールはさておき、人として生きる道を説かなければならない。
いや、堂々と説ける大人でありたい。
そのためにも日々、精進、精進…。

合掌―。