「これからは、何の商売が儲かるの?」
最近とくにこんな質問を受けることが多くなりました。
近年の景気の回復には凄まじいものがありましたが、
この春以降は、低迷する業界も多かったり、
地方においては、都心と比較するには、
寒々しい実態があったり、
という社会の動向もあるのかもしれません。
がしかし、「都合の良い儲け話は無いか?」
という風にしか聞こえないのも事実です。
そこで、私の答えは、毎回同じなのです。
どんな商売であっても良い経営をすれば儲かるし、
悪い経営をすれば儲からない。
例えば、「IT業界は儲かってる!」などという言葉が飛び交った時代に
世の中のすべてのIT企業は儲かっていたのか?
答えは、NOです。
儲かっていた企業もあったが、
儲かっていない企業もあった。
更に、「建設業界は悪い」などとおっしゃる方も相当に多い。
しかし、その建設業界であっても
儲かっていた企業もあったが、
儲かっていない企業もあった。
つまり、世の中の企業には、
①儲かっている企業
②儲かっていない企業
③どちらとも言えない企業
の3パターンがしか存在せず、
それぞれがある一定の割合で混在しているということ。
仮にある業種=ジャンルにおいて、すべての企業が以前は隆盛を極めたが、
今では、そのすべての企業がまったく儲かっていないのならば、
その業種=ジャンルの社会的ニーズは、終了したということ。
例えば、いまどき、
レコードレンタルYOU&Iが存在できますか?
東京テレメッセージ(ポケベル)はどうでしょう?
男子専科のサウナは?
ビデオテープのレンタルショップは?
もちろんリバイバル的な復活や超ニッチな使い方、
マニアックなケースはあるかもしれません。
ここで言う「良い経営」とは、
“こだわり”を本当に大事なステークホルダー(*)へと
フォーカスしているのか!?ということです。
そこがクリアされれば、おのずと“良い経営”へと向かうであろう。
*ステークホルダーとは?*
http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/stake_holder.html
このフォーカスする場所を間違えてしまうと…
オレだけ儲かりゃいいんだよ!お客様!?
あ、そんなのカンケーねー♪
という諸々の食品偽装企業のような結果となる。
更に、
ジャンルの中でどう動くのか?といった視点だけでなく、
社会に潜む問題点を解決するんだ!という志の高い動機から
前例に無いような新たなジャンルそのものを生み出すという
ビジネスモデルにも着手すべき。
どんなジャンルが儲かるのか?ではなく、
新たなジャンルそのものを生み出す!
そんな起業家精神が発揮されば、
会社経営は、より次元の高いものとなるでしょう。
闘争心の矛先を
競合に向けるな
自分が生き残るために戦え
動機善なりや
私心なかりしか
稲盛和男(京セラ名誉会長)
ちなみに
「これからの市場には、どんな傾向が出てきますか?」
という質問ならば、まったく違った説明をするでしょう。
では、その内容については近いうちに!