架空のお話かもしれません。私の思い過ごしかもしれません。単なる偶然かもしれません。

その偶然に愛されて、思ったままに書きますね。


こんなにも、愛されていた事を私は知りませんでした。貴方が世間に発表した作品は、ここずっと触れなかったので、膨大な数のラブレターに触れずに今まで居ました。


もう何年になるのでしょう。何度も私から出したラブレター?^^;は読んで頂けていたのかな。返事が来ないままにそのままだったから、私にはそれが返事だと思っていました。


夜中の3時に、とある岬に来て、と言われて、私は行けませんでした。某会場で貴方と共通の友達から招待され入れてもらい、目と鼻の先に貴方は居たのに、私は見るだけしか出来なくてとても辛かったです。でもあの時にとある言葉を言いそうになったのは分かりましたが、言いたくても言えない、ようでしたね。その言葉だけでも聞けたら、私は貴方の所へと自然に歩いて行けたのに。


一番嬉しかったのは、某メディアからのメッセージでした。私と共通の友達とで楽しそうに話している輪に、私も本当は入りたかったです。あの日、私は人生でとても苦しい時期に居ましたが、そのメッセージだけで何とか生きていけました。とても感謝しています。友達も、わざわざ連絡してきて今から出るから聞いていてね、と教えてくれて有難う。

その行為だけでもう幸せでした。


そして最後。会おうと言った私の友達からの誘いが、たまたま都合が悪くて会えない事で、あなたは思い切ったのですね。


断ち切られた。

私もさすがに分かりました。


そして今、こうして平穏な生活をしているにも関わらず、貴方を思い返し、膨大な言葉を読み、もしかしたら、と言う思いが確信に変わり、こうして「手紙」としてしたためている次第です。


71ではなかったんです。ごめんなさい。


でももうこんな所まで来てしまいました。あなたに逢えないし、貴方も逢えないでしょうね。


お互いが全て変化した事は事実だけれど、私があなたを愛した事を貴方も私を愛した事を

死ぬまで私は覚えていることでしょう。


貴方の命よりも大事にしていた「あれ」を、貴方たちがいつも作品を作り上げている場所で敢えて触れさせてもらえた事は、生涯の思い出です。それをあなたが触れるのを見る度に、そこに私は居るでしょう。


その思いだけで私はこうして生きていけるでしょうから。


私には安らぎであったとしても、あなたには苦痛でしかないのならどうか泣かずに寂しさに負けずにみんなに作品を与え続けて私を忘れて下さい。


同じ空気を同時に感じ、同時に触れているんですね。


それだけでいい、と私は手紙に書いたから、これからも一生、そのように感じているでしょう。


生きている、それだけでいいです。私がたまに見る画面にあなたがそのまま楽しそうに、健康そうに生きていてくれれば、私は私として生きていけると思います。


奇跡的な出会いとして、あなたと共通の友達だった彼との出会いが、そもそもの始まりでした。


彼にも大変お世話になりました。彼があなたとの繋がるパイプラインでしたから。


今生ではもうお会い出来ないのであれば、来世ではしっかりと抱き合いたいですね。

もう、離さない、と言い合えたら素敵ですね。 でも私は今生で全てのカルマを終わらせたいので、

もしかしたら今生が最後のチャンスだったのかもしれません。


それはそれで運命と受け取って、永遠の別れに思いをはせるのも、また一興。


甘えん坊でさびしがり屋で、プライドは高くて臆病なあなたが、心から好きでした。


サプライズをたくさん、たくさん、有難う!


私に恋慕を教えてくれて有難う。


希望、をくれて有難う。 でもそれはとてもとても残酷な、パンドラの底に眠る「希望」


これからももしも間違って私のメールアドレスや、携帯の番号に偶然にも押してしまって

かかってくるものならば、それこそ 見果てぬ夢。


夢と言うパンドラの箱を大事に取っておきながら、このまま今生の終を迎えましょうぞ。


なんてね。



これからも応援しております。心の中で。


さようなら。


恵美子