６０億の銀河を抱いて

右手をいくら洗っても、昨日から香水のような香りが取れない。
これは香木の香りだ。
それはともかくたった１２７億年前にビッグバンが起きたそうだ。

次々に新しい銀河系が作り上げられ、新しい生命体が生み出されているのだろう。
星はまるで細胞膜を形成するかのように、その形を成しているんだって。

私の肉体の細胞膜一つに銀河系が一個くらい有るのかもしれなくて

ミクロとマクロが実は一緒だったなんて話をした覚えがあるけれど

多次元を考えるとあり得るかもね。

６０億の銀河を抱いて（５億くらいは髪の毛や爪にしてみる？）

同じように６０億の銀河を抱いた人間に出会い、抱擁して性交を交わし出来た赤ん坊にもこれまた６０億の銀河の誕生だ。

死ぬ時は６０億の銀河を道連れに。

その前に昨日買った新しいコーヒーを飲んで、また違うパラドックスを楽しんでみようか。