最近は恩をあだで返す人間がとても多いので本当に毎回辟易しますが、勿論そうでは無い素晴らしい方々も多くいらっしゃる事も事実です。素敵な方々にお会い出来て幸せです。
先日、とある業者さんと仕事の話で、いつもの喫茶店であれこれ話していると、霊視をやっている事を話さないとならなくなり、興味が有った業者さんは次から次へと色々と聞いてきました。
その中で「こんな事聞くのもなんだけど・・・」と、数年前にご自分で命を絶たれた親友さんの事を聞いてきました。依頼ではないし、料金も頂くつもりはないので、深くは視ようとはしませんでしたが、「お菓子、お菓子がその方お好きじゃないですか?」と聞くと、「いつも酒ばかり飲んでいたから知らなかったけれど、チョコレートが大好きで、仏前にいつも置いて有って・・・。あいつ、そんな事ちっとも言わなかったから・・」
ふむふむ、と聞いていましたがどうもまだ違うお菓子が何度もイメージで出てくる。「縦と横で交互に出来ている、バーベキュー味?のサッポロ?と言うお菓子、スナック菓子はお好きではなかったですか?」「いやあ、分らないです。」「小さなお子さんの背中に立って、お子さんにも食べさせたがっているようですね。あと、まだ彼、きちんと上に行けていませんよ。奥さんの背中や皆の背中を見つめていて、大好きでたまらなくて、でも正面からは見ませんね。」「あいつの奥さんが、何だか居るような気配がしてしょうがない、っていつも言っているんです。更にあいつの生前の癖は、いきなり背中に抱きついてくる事なんですよ。」「なるほど。^^ところで、リビングキッチンを開けたらすぐに階段が有る部屋で、皆で楽しそうに話している姿が見えるのですが、何所か分りますか?」「あ!!それはあいつが自分で建てた家です!!凄い豪邸でもう、凄かった。それです。」「そこにも彼は居ますよ。」「やっぱりなぁ・・・」「俺、棺おけにたばこを入れてやったんですよ。」「青と白のですか?」「そう!やっぱり分るんだ。うわー、普通に分るんですね。」「凄く喜んでいますもん。笑」「喜ばなきゃ、怒ってやる!!涙」
こんな感じで彼から言いたい事、伝えたい事を伝えて、10人くらいの仲間それぞれにきちんと申し訳なかった、と一人一人全員に言いに言っている事、無性にバーベキュー味のサッポロポテト?を欲しがっているとの事で、仕事を終え、その場を後にしました。
今日、また仕事でお会いしました。「サッポロポテト、どうでしたか?^^」「あの後、すぐに買って、あいつのうちに行って来ました。そうしたら、それがあいつの大好物の一つだったらしくて、毎日のように食べていた、って。子供にもあげてきましたよ。本当にこんな事って有るんですね」
良かった。良かった。伝わるべき人にきちんと伝わり、あとはそのお子さんが、「パパ、僕もう大丈夫だから天国に行ってね」と、言える時が来れば、彼は安心して心残り無く行けるだろう。
これが霊視という物です。
乙姫@中村拝