ほうれい線、ゴルゴ線、顔のシワを消すマッサージ系は全部ウソです。
まとめサイトや動画サイトにこの手の情報は無数にあります。
中にはわりと有名な保守系の学者さんが推す某医師までが
ほうれい線を消すだったか薄くするだったかの顔マッサージ動画を
上げていました。その医師の顔を見れば効果がないのは明らかです。
40代だそうですが、どうみても50代の顔です。
美容に効くと噂される数々のサプリメントを試し、エステで指示
された通りに化粧水→美容液→乳液→クリームを塗り、いや、
何種類も塗るのは時代遅れだからオールインワンジェルがいいという
情報を知ればそれを試し、それでも思うように効果が得られず、
注入系のプチ整形から切開するリフトアップまでしてきた私が
複数の医師に話を聞き、自分も含め沢山の症例を見てきた限り、
顔のマッサージ、顔の体操、美容液などは顔の若さを保つ上で
逆効果です。
高額な部類の美顔ローラー、うちにもあります。使っていました。
アルファベット3文字のエステにも通っていました。
全部、逆効果でした。
美顔ローラーやマッサージ、頬骨の下を指でギュウギュウ押し上げたり、
口を大きく開けて思い切り口角を持ち上げたり、エステでパタパタ
指で叩いてもらったりすると、確かに少し変化が生じたように
見える場合があります。しかしそれは、水分が移動したり、
組織(医学的な知識をひけらかしたいわけではありませんので
細かいことは書きません)が、一時的または永久的に潰された結果
による変化に過ぎません。
むりやり移動させた水分や潰された組織の一部は数時間から数日で
元に戻ります。皆さんが大好きな顔の皮膚下にあるヒアルロン酸は
押しつぶすと元に戻りません。(若いうちは新しいヒアルロン酸が
補充されることでしょう)
リガメントほぐしというのをテレビで医師が紹介している動画を
見ました。ほうれい線の辺りを親指で押し上げるやつです。
テレビのことですから、本当か嘘かはわかりませんが、それを
自分で考案して実践しているという医師のほうれい線、普通に
くっきり見えるほうれい線でした。
無意味なのです。
女性の場合、特にお勤めされている方は、化粧をしないわけにも
ゆかず、化粧をすれば(メイクと言ったほうがいいですかね)
それを落とす作業も生じます。皮膚科の医師に言わせれば、
「皮膚(肌)にとっては水ですら異物」
顔に何か塗ることは、顔の皮膚を傷めるだけです。
美容皮膚科の観点からすれば、当然、日光による紫外線もNGです。
美容皮膚科以外の観点からは、日光に当たるメリットは当たらない
デメリットよりも大きいですが、こと美容に関して言えば、とにかく
顔だけは日光に当てるなということです。
(今は顔のことだけ書いています。心身の健康のためには
日光に当たることは必要です)
そうそう、ちょと話が脱線します。
よく、水道水には発がん物質が〜とか、この食品添加物には
発がん性物質が〜とか言いますね、特に、テレビや雑誌で。
それらはそもそも発がん物質ではなく、発がんのきっかけ
なだけであり、発がんのメカニズムを理解せずにそんな情報
ばかり鵜呑みにしている方こそがんにかかりますのでご注意を。
それで、発がん性物質(この言い方が正しければですが)の
最も身近なものが、日光と、地面からの放射線ですね。
水道水にはトリハロメタンが含まれているから飲まないと
言いながら、日光には平気で当たる人、結果は見えていますね。
ご愁傷様です。
話を戻しましょう。
何でしたっけ、皮膚科。
顔の皮脂の酸化も肌には良くない、でも、皮脂の落としすぎも
また肌に良くない、じゃぁどうすればいいのかと言えば、
皮脂はほどほどに落とせと。
もう一つ、さっきも書きました、口を大きく開けたり、目を
見開いたりする顔の体操、変顔体操なんてのもありますが、
イコール顔を動かすこと、これがシワの原因です。シワは
減るどころか、増えます。
シワを増やさないためには、なるべく「顔」を動かさないに
尽きます。
そりゃ、一言も誰とも口をきかず、起きている間ずっと
能面みたいな無表情でいるのは不可能ですから、なるべく、
極力の話です。
まとめると、老け顔予防には、
顔を触らない、顔を動かさない、顔に何も付けない、以上です。
あと、コンタクトレンズを使っている方、眼瞼下垂(老化で
まぶたが下がってくる、いわゆる三角目)になるのが早まります。
目をこするクセがあったり、よく点眼をする方も同じです。
目(まぶた)を触る、不自然に動かす、これが眼瞼下垂を促進
します。眼瞼下垂の詳しい仕組みかお知りになりたければ、
ご自身でネットで検索してお調べください。
ですから、なるべくコンタクトレンズを使わず、可能な限り
メガネを使うとよいです。
かく言う私は、行きつけの美容外科の医師から、眼瞼下垂を
宣告され、手術を受けたければ詳細説明するからカウンセリングの
予約をするようにと、1年ぐらい前に言われました。いつか
しようと思っています。
なお、この記事は、美容整形とメガネの広告へ導くための
ものでは決してありません。
私のようにたくさんムダなことを試して、結果、高額かつ
痛い思いまでする外科手術を受けることにならないよう、
顔を若々しく保ちたい方への純粋なアドバイスです。
記事なげ〜な。