ブログをご覧頂きありがとうございます。

SBC技術指導医で八王子院院長の本田です。

今回も、皆さんの参考になるよう、本音トークをお伝えします。

 

題して、

「挙筋法のデメリット~真実の先にあるもの~」 です。

なんか、壮大なテーマになってきました(^_^;)

今日はこのお客様を通じて、解説したいと思います。

綺麗な二重になりたいと希望される20代男性の方です。

診察では、目の開きが良好で、まぶたの厚みは薄いタイプ。

この場合、埋没法で十分綺麗な二重が形成でき、二重の持続も長くなります。

 

前回までのおさらいですが、埋没法二重には2種類ありました。

挙筋法と瞼板法です。シェーマを用いて、それぞれの特徴をお話すると、

 

●挙筋法(当院のクイックコスメティーク法もしくはフォーエバー二重)

目を開く筋肉に、緩く糸をかけ、皮膚側と結びます。目を開く筋肉の力が、直接皮膚側に伝達され、パッチリした二重ができます。目を開く際、ダイレクトに二重形成するので、動的二重を形成するのが特徴です。

 

●瞼板法(当院のフォーエバー二重、腫れづらいばれづらい二重、湘南二重術)

瞼板を介して、筋肉の力を皮膚に伝える方法です。目を開ける力が瞼板に伝播し、これが糸を経由して皮膚に伝わって二重を形成します。動力を間接的に伝える方法であり、筋肉への負担が少なくなります。癒着を介して二重を維持する作用もあり、静的二重を形成します。

 

さて、もう一度術前診察です。

目の開きは良好ですから、糸を直接かける挙筋法は適応です。挙筋法は腫れが少なく、持続力の高い方法です。また、睫毛の生え際を上方に挙上する力が強いため、アイラインも引きやすく、メイク映えします。美容上の効果が優れる方法です。

 

そこで、このお客様に当院メニューの「クイックコスメティーク・ダブル」を行いました。

術後をご覧ください。

綺麗な二重がパッチリできました。直後から腫れも最小限であることがわかります。

これが挙筋法の実力です。

 

クイックコスメティークを正式には、「経結膜埋没式挙筋皮膚固定法」、と呼ばれます。

つまり、経結膜(裏に)、埋没式(糸を埋没させる方法で)、挙筋皮膚固定法(筋肉と皮膚を連結させる)というものです。

 

このように、挙筋法は、適応が優れていれば素晴らしい施術です。

その一方で、目の開きの悪い方に行うと、開きが更に悪化することがあります。これを医原性眼瞼下垂(以後、下垂と称します)と呼び、挙筋法最大のデメリットとされます。

 

つまり、挙筋法はデメリットも備えた諸刃の刃です。

これが真実。

受ける前に、必ず知らなければならない情報です。

皆さん、ご存知でしたでしょうか?

 

であれば、我々医師は、挙筋法を上手に行うことはもちろん、

術前の診察を入念に行い、挙筋法の適応を見抜くことが求められます。

 

もう一回比較しましょう。

本当に素晴らしい仕上がりです。お客様も非常に喜ばれました。

しかし、何度でも言います。

 

挙筋法による下垂リスクの先に、美しい二重がある。

 

これを忘れてはいけません。

大切な目元だからこそ、

まぶたを見極める医師に託しましょう。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回もどうぞお楽しみに。

 

 

 

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

SBC技術指導医で八王子院院長の本田です。

今日は、ご来院するお客様から頂くご質問にお答えするとともに、

執刀医としてのホンネも告白していきます。

 

「埋没法の種類がたくさんあって、よくわかりません、、、」

 

これを、明解にするのが、本シリーズの目的です♪

第1回は、「挙筋法の魅力」。

(当院メニューでは、フォーエバー二重やクイックコスメティーク法が相当します)

さっそく術前写真から参りましょう。

全切開したにも関わらず、二重が消失したお客様です。最初は良かったけれど、数か月で消えてしまいました。負担を少なく、元の二重に戻りたいとご希望です。

では、拡大写真を見て、診察を続けます。

瞼は若干厚ぼったい感じがあります。全切開で形成した二重は完全に薄くなっていますね(^_^;) 目の開き(開く力)は、睫毛の位置と額の状態で一見して判断可能です。ブジーテストや、眉毛固定下で二重を仮形成し、判定する方法もあります。お客様の目の開きは、良い状態です。前回の手術で眼瞼下垂術を併用していたので、その影響もあるでしょう。

 

負担の少ない方法で、二重を再生するだけで良い。

 

これがこのお客様のご希望です。埋没するか、再切開するか、どちらを選ぶかお分かりですね。当然、前者となります。目を開く力が良好ですので、この場合、挙筋埋没法を選択することが可能です。そこで、当院メニューの「フォーエバー二重術」を行った、術前と直後、1週間目の状態を比較してみます。

綺麗な二重を再生できました。特に注意してご覧頂きたいのが、直後と1週間目の状態です。1週間目はメイクありですが、直後の状態とほとんど変わりません。腫れは直後から出ているはずですが、直後と1週間目は、あまり変わらない。

つまり、「そもそもそんなに腫れずに手術が終わった」、ということです。

これが、挙筋法の実力。

その本質は、糸を筋肉に緩くかけ、筋肉の力を直接皮膚に伝達して二重を作る、ことにあります。これが、腫れを少なく二重を作れる秘訣なんですが、逆にデメリットになることもあるんです。。ヘタすれば、良くない結果に、、、!( to be continued...)

 

ここまでお読み頂きありがとうございます。

最後に含みを持たせてしまいましたが、

次回は、告白のお時間です(^_^;)

「挙筋法のデメリット~真実の先にあるもの~」をご紹介します。

超面白い内容です。どうぞお楽しみに。

 

 

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

SBC技術指導医で八王子院院長"Mr.ナノリッチ"ことDr.本田です。

今日もインスタグラムに投稿した症例を詳しく解説していきます。

謎かけから始まる、今回のテーマ。

面白いですよ^^

真剣に考えながら、読み進めて下さい☆彡

 

では、術前写真です。

30代女性の方です。目元のタルミとクマの改善をご希望です。

拡大写真も見てみましょう。

クマの種類を読み取るため、さらに超拡大してみます。

さて、このお客様は、何種類のクマがあるでしょうか?

、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、

正解は、3種類! 影クマ、赤グマ、茶グマとなります。

解説しますと、

黒矢印は影クマです。

赤矢印右側ふっくらしたところに赤グマ。

黄色矢印から目頭側にかけて茶グマです。

で、簡単に成因をまとめますと、

影は膨らみ(眼窩脂肪)と凹み( Orbicularis retaining ligament)から成る立体陰影

赤は眼輪筋のミオグロビン色素

茶は皮膚のメラニン色素です。

 

治療方法は、今までの記事でも触れた通り、立体陰影を脱脂+ゴルゴ注入で改善します。赤グマを、筋肉上にナノリッチ(黄色の極小脂肪、幹細胞)を注入して改善します。

(茶グマは非常に難関のクマでして、本当に効く方法を調査中です)

 

このお客様に、上記の通り治療を行います。

クマの診断に基づいて、それぞれに対応した方法を取るだけです。

そこで、当院メニューの「目の下の切らないたるみ取り+ナノリッチ目の下+コンデンスリッチゴルゴ線注入」を行いました。術前と術後1か月半の写真を比較します。

さらに、拡大写真でも比較します。

結膜側脱脂のデメリットである「ちりめんジワの悪化」に耐えましたが、後治療のリジュランでフォローする方針です。それでも、目元のたるみ感、疲れ目感、クマは、相当に改善していることがお分かり頂けると思います。影クマも、赤グマも、しっかり対処しているので、色味はかなり改善していますね^^

 

ここまで、拡大写真付きで、クマ・たるみの状態を克明に示しましたが、読者の皆様に知って頂きたいのは、「診断が大事」、ということです。正しい診断に基づいて、正しい術式を選択すれば、手術は高い確率で満足行くものとなります。

 

他院修正のカウンセリングでは、「これって、前の先生の腕や技術が悪かったんですか?」 と、よく聞かれることがあります。

実は、あながち、そうとも言えません。腕や技術が良い先生は、案外いるものです。

症例数の多い先生なら、尚更上手に、手術はやってのけます。

しかし、そもそも正しい診断や判断が、最初になされているかどうかはわかりません。

ここが大切。

もし、間違った診断に基づいて、上手に手術を行ったとしたら?

ボタンを掛け違えていたとしたら?

それは、失敗する可能性が高いでしょう。

では、手術を成功させる可能性を高くするには??

 

それは、執刀医が2つの要素を満たすこと。

1.正しく診断し正解となる術式を選ぶ

2.選んだ術式を上手にやってのける

 

手術は、この2つで成否が決まります。

いや、ごめんさい。 

最後にあと1個追加です。

というより、願います^^ 

それは、

 

3.出会い

 

です。

自分を託せると確信できるような、技術と面倒見の良い先生に出会うこと。

これ以上の決定打は、ありません^^

 

さて、謎かけは、解けましたか??

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに。

 

 

皆さんこんにちは。

SBC技術指導医で八王子院院長の本田です。

今日もさっそく、東西線でブログを書き始めました(^_^;)

通勤時間の隙間時間、意外とありますよね。

今回の内容も凄い面白い内容となってます。

題して、「ケンカの仲裁」。読めば、意味がわかります★

 

では、恒例の術前写真から。

クマが非常に強いですね。ちりめんジワも強いです。。さて、どうしましょう。

拡大してみます。

乾燥する時期も手伝い、非常にシワが多く刻まれています。ここで、安易に裏から脱脂して良いのでしょうか?悪化するのは、目に見えていないでしょうか?

 

今日のテーマは、「たるみ・クマ取りにおけるケンカの仲裁!?その相克を越える」と題し、本症例を通じて、多くの美容外科医が抱えるジレンマに、対処法を提案します。ぜひ、読んで頂きたい内容です。

 

毎日クマ取りしてるので、色々なお客様がいらっしゃいます。あの手この手を考え、その方にとってベストになるよう提案、施術しております。読者の方も、美容外科医になった気分で、診察して参りましょう。

もう一度、術前写真を分析します。

眼窩脂肪は中程度です。ちりめんジワが既に多く刻まれています。皮膚のたるみはまずまずありそうです。触診のpush up試験では溝の改善を認め、結合組織はあまり強くありません。視診では、影グマを主体としつつ、赤~青、茶グマが認められます。

 

さて、裏からいくか、表からいくか、どうしましょう。

前回までの内容をおさらいすると、裏から行くデメリットは、ちりめんジワがさらに悪化する可能性を招くことです。表から行くデメリットは、瞼板・睫毛の外側回転(外反)でしたね。

 

もう一回拡大写真で診察してみます。

私の思考過程を覗いてみてみましょう。おおむね数分、こんなことを考えます。

(裏からいくと、ちりめんジワがさらに悪化する可能性がある。これは避けたい。脱脂直後の注入サポートで、これに対処できるか。。。少し難しいか。シワの悪化が目立つようになったらいつかは表を切る提案をせざるを得ないな、、、睫毛・瞼板の支持力はどうだろう。外反のリスクは、まだ若いから耐えられそう。皮膚を切れば切るほどリスクが高いから、ほどほどにしておく。ちりめんも多いから、まずまず切りたい。しかし、外反リスクをコントロールしながら、ちりめんジワ&赤~青グマの改善を、何とかできないだろうか?

「よし、表切開+注入サポート、両方から行こう!」

 

で、出した結論、術式が、当院メニューの「アイバッグリムーブ+ナノリッチ目の下+コンデンスリッチゴルゴ線注入」です。術前と6日目を比較します。

拡大写真でも比較します。

腫れが強いですが、全て想定の範囲内です。注入サポートを併用しているため、皮膚切除量を抑えて外反程度を減らし、ちりめんジワを解消しました。内出血や腫れ、脂肪定着が落ち着けば、外反傾向はさらに改善し、綺麗に仕上がります。また、この方の瞼板支持構造は正常で少量除皺であるため、眼輪筋吊り上げ(muscle suspension)や瞼板外側固定(lateral canthopexy)はしておりません。今後、経過写真を載せますので、仕上がりをご期待下さい。

 

クマ取り・たるみ取りの際、クマが改善してもシワが悪化してしまいます。クマとシワは互いにケンカしてしまうのです。どうやってちりめんジワを攻略するか、ケンカを仲裁するか、美容外科医としては腕の見せ所で、私の思考過程と対処法をご紹介しました。前回の記事でも、「綺麗さとは、組織や輪郭・立体の連続性を維持すること」、と説明しましたが、変化させる施術であるがゆえに、新たに生まれる変化をどう緩衝するか、和らげるか、というのも重要なのです。

 

変化させ過ぎない。

変化にクッションを当て、連続性を保って綺麗に仕上げる。

 

一つの手技に依存するのではなく、複数の方法を用いることで、より自然に、美しい形態を温存することが可能です。自分自身、毎日これに四苦八苦ですが(^_^;)

 

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

次回もぜひ、面白い記事をお伝えさせて頂きます★

 

 

 

 

ブログをご覧頂きありがとうございます。

SBC技術指導医で八王子院院長の本田です。

今日は、特段魂てんこ盛りに、クマ取りの症例解説です。

読み進めると面白いはずです。美容外科医は必読、保証致します。

では、さっそく術前写真から見てみましょう。

診察では中程度の眼窩脂肪を認めます。影の主体となる溝、段差は軽度です。指によるpush up試験では溝の改善を認め、筋靭帯成分は強くありません。視診では、他のクマ(赤、青、茶)は薄いタイプで、影グマ主体のたるみと診断します。皮膚の余りは強くなく、ちりめんジワもほとんど認めません。これは、イージーケース(easy case)であり、手術による成功率はほぼ100%です。

診断アルゴリズムに沿って、当院メニューの「目の下の切らないたるみ取り+ナノリッチ目の下+コンデンスリッチゴルゴ線注入」を行いました。

では、術後1か月を見てみましょう。

影グマは全て消失しています。ちりめんジワの悪化も見られません。眼窩脂肪を減量したことで、涙袋はさらに強調されています。全体的に若返ることができましたね^^

非常に滑らかな肌の質感を達成できました。

では、前後を並べて比較です。

良い結果です。お客様もご満足され、笑顔が絶えません^^

これほど綺麗な仕上がりになる理由、実は秘密があります。

 

ちょっと考えてみましょう。

 

綺麗とは、滑らかで自然である、ということです。

それは、解剖学的に、見た目の輪郭としても、不自然さが無いことを意味します。

どういうことか。

その本質は、「組織構造や立体の連続性を、いかに保つか」に帰結します。

(これ、超大事です。先生方もご参考下さいませ。美容外科の本質の1つと、私は思います)

 

輪郭や立体から構成される顔面は、骨、筋肉、脂肪、皮膚、靭帯組織から構成されます。各々が同じ組織同士で連続し、かつ、違う組織同士も連続性を保ち、自然な立体として構築されています。

 

この手術では、脂肪を減らし、脂肪を注入するのですが、減らす脂肪も、注入する二種類の脂肪も、全て層が違います。ですが、輪郭の連続性を断つことなく、綺麗な解剖学形態を形成している。だから、滑らか、なのです。詳しく話すと、夜が更けますので割愛です(^_^;)

 

他の2方向からも、変化を見てみましょう。

 

この滑らかさは、「組織の連続性を維持することが、自然で滑らかな仕上がりをもたらす」という理解があって初めて、達成されます。理解の上に、技術が構築される。

 

よく、同業の美容外科医を見ていても、センスある方がいます。

これは、本質を理解しているということ。美の本質や形成の本質です。

これをベースに技術を加えるので、傍から見れば上手と表現されます。

が、実は、深く直感的で洞察に富んだ理解が、前提にあります。

 

そしてこれは、全ての美容外科手技に共通していきます。

センスのある先生は、何をやらしてもウマい。

一事は、万事です。

 

ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。

次回をお楽しみに。