みなさんこんにちは!山下です。

 

便秘にお悩みの方はいるでしょうか。最近ネットを見ていると宿便を剥がして痩せるとかありますよね。

 

あれ全部根拠ないですからね。極端に言えば嘘です。あんなので痩せる体質とか騙されないでくださいね。そもそも肥満に関してはアメリカとか非常に大問題になっているわけですね。

 

最近の医療のテーマで医療経済がよく言われます。日本もそうですが医療費が高騰しすぎて国の財政に圧迫を与えるっていう事なんですよ。医療費を削減しようとしてまずは製薬会社などの取り分が徐々に減ってきているんですよね。でもそうすると製薬会社は高い薬を出そうとして云々はおいておきますけど。

 

肥満の人っていうのは普通の人に比べるとだいぶ医療費がかかります。だからアメリカでも問題になるし、世界的にも肥満をなんとかしたいって思ってるんですよ

 

それを宿便がどうとかで痩せるわけないですから。もしそれが本当ならアメリカ人にその痩せ薬配った方が、肥満の人が減って医療費が抑えられるっていう理屈になりますからね。それをしないのはなんでかって言ったらそれが嘘だからです。

 

そもそも宿便ってなんだっていう話で、大腸カメラとか見たことありますか?もう嘘ですから。というか便秘の薬でアミティーザなどを代表とする、上皮機能変容薬というのがあります。これって小腸の水分の分泌促して蠕動運動も活発にするんですよ。こっちのほうがよっぽど宿便剥がれやすそうですよね。でもアミティーザに体重減少させる効果ないので嘘っていうことになります。きっとね。

 

まぁ、それはさておき、プロバイオティクスと皮膚が関連しているという報告はありますね。

 

腸内細菌叢のバランスが崩れるとフェノール類が腸管から吸収して、血流を通して皮膚に行きます。フェノールは皮膚の角化細胞の分化を抑制するためターンオーバーがおそくなり肌トラブルをひきおこすという理屈ですね。

 

また、ビフィズス菌発酵乳を内服することにより、血中フェノール濃度低下と、角質層の水分含有量、排便頻度の増加がみとめられたという報告もあります。

 

当院でもプロバイオティクス商品のコルム扱っていますので、ぜひ気軽に試していただければと思います。ではこの辺で。