皆様、こんにちは
前回からの続きです。
マウスやラットの細胞を使って、
毛包再生の実験が
安定してできるようになったことは、
大変重要な意味を持ちます。
なぜなら、ほぼ成功する条件が
あらかじめわかるので、
使う細胞の状態や種類を変えることで
どのようにすれば毛包を
より効率よく再生させることができるのか
検討できるようになったからです。
例えば、実験に使用する細胞の総数が
どのくらいになるのか、
ケラチノサイトと毛乳頭細胞の割合を
何対何にすればよいのか、
さまざまな条件が検討されました。
その結果、毛乳頭細胞と
通常のケラチノサイトを組み合わせたものと、
毛乳頭細胞とバルジ領域から採取した
ケラチノサイト幹細胞を組み合わせたものだと、
後者の方が効率よく毛包が
再生されることがわかりました。
次回に続きます。
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