皆様、こんにちは
前回からの続きです。
バルジ領域より下にある
毛包の構造は自然死して、
毛全体が短くなります。
この細胞死のプログラムが終了すると、
毛包は「休止期」と呼ばれる状態になります。
休止期の長さは、だいたい2～3カ月と推定されます。
この時期に毛髪の根元は、
私たちが目にする抜け毛の根元に近い、
こん棒状に変化します。
休止期を経て、次の成長期が始まると、
それまで細胞死により失われていた
毛包の株の構造が再生され、
新しい毛球部が次の世代の毛を作り出します。
この新しい毛に「押し出される」ように
下端がこん棒上になった休止期の毛が
毛包から外れます。
これが「抜け毛」です。
そして新しい毛が毛包から
作り出されていくのです。
次回に続きます。
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