皆さん、こんにちは
今回はヒトの体に生える毛の「種類」について
詳しく解説していこうと思います。
毛は胎生毛、軟毛、硬毛の3種類に分けることができます。
胎生毛とは胎生期、つまり妊婦さんのお腹の中にいる
赤ちゃんの時の毛です。
軟毛は本来、太く硬くあるべき毛が細く軟らかくなってしまった状態です。
硬毛は毛周期のうち、成長期が十分に進んで、
硬く太くなった毛のことです。
このうち胎生毛と軟毛は構造的には同じものになっています。
つまり毛髄質がなく、メラニン色素もない構造です。
結果としてこの２つは細く短い軟らかい毛になるわけです。
一方で、硬毛は３つの構造で構成されています。
中心から毛髄、毛皮質、毛小皮と変化していきます。
これらはいずれも毛母細胞が分化してできた層構造です。
この毛髄の発達程度は人種差、個人差によって違いがあります。
白人の細い毛髪では毛髄が形成されていない例が多いです。
その一方でアジア人は太い毛髪、つまり毛髄が発達している例が多く、
毛軸方向に引っ張られる力には強い構造になっています。
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