皆さまこんにちは。
湘南美容クリニック新宿本院の堀 弘憲です。
お盆休みの期間ですが、台風が日本列島に近づいており
気が気でない今日この頃です。
お出かけされる方は、道中お気を付けてお過ごしください。
今回は
お顔の脂肪吸引
についての症例解説です。
早速ですが、画像を供覧いたします。
この方は
アゴ下のボリューム、いわゆる二重あご
の改善を希望されてご来院いただきました。
しっかりとした変化をご希望でしたので
VASER®脂肪吸引でホホ+アゴ下の脂肪吸引を行いました。
お写真をご覧いただくと
あご先から首にかけての角度がつき
下あごの骨のライン(フェイスライン)が際立つ
ようになりました。
このような変化を出すには
アゴ下は
しっかり
脂肪を取る一方で、
頬は
残すべきところは残す
という吸引の仕方が大切です。
アゴ下はしっかりと、
場合によってはほとんど皮下脂肪がないくらい
の脂肪を取っても、問題ないことが多いのですが、
頬はしっかりと脂肪を取ってしまうと
頬がコケてしまう
という結果になってしまいます。
頬は
上端が頬骨で下端が下顎骨(下アゴの骨)
に囲まれる領域です。
土台に硬い骨がある部分は凹みにくい一方、
土台に何もない部分は大きく凹みやすい
ので
頬の脂肪をまんべんなく取ってしまうと
土台に何もない
頬骨と下顎骨の間が凹んでしまう
=頬がコケる
という結果になってしまいます。
このような事態を避けるには
しっかり脂肪を取っても問題になりにくい
アゴ下を基準
として、
そこへスムーズにつながるように
下顎骨付近の頬の脂肪はしっかり
取り、
頬の脂肪吸引ではボリュームの変わらない
頬骨に向かって取る量を減らしていく
というメリハリのある吸引が必要になります。
わかりやすくお伝えすると
頬の脂肪吸引では
下側はたくさん取り、
上側にいくに従って控えめに取る
という方法が大切です。
いかがでしたか。
お顔の脂肪吸引において
頬がコケるリスクを避けつつ
しっかりと変化を出すために
私が注意していること
をお伝えいたしました。
脂肪吸引ではどれだけたくさん取ったか
が
SNS映えする
ので、
重要視されがちですが
実際に手術を行う側からすると、
いかにうまく脂肪を残すか
が手術の要点であると言われています。
脂肪吸引は
脂肪を減らすのが主な目的ではなく
その先にある
「かたちを整える」
ことが目的です。
これを覚えていただくと
脂肪吸引に対する認識が変わる
かもしれません。
この記事が部分痩せをお考えの方の
お役に立てれば幸いです。
施術名:脂肪吸引
施術の説明:超音波や高周波の熱を用いて皮下脂肪を柔らかくし、カニューレと呼ばれる2~4ミリ程度の細い管を用いて、脂肪細胞を直接吸引する施術です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・効果に満足できない・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格:47,430円~1,549,160円