皆さまこんにちは。
湘南美容クリニック新宿本院の堀 弘憲です。
暖かい日が続き、すっかり春めいてきましたね。
東京の桜の開花予想は3月15日だそうです。
我が家ではダメだと思っていたアボガドが発芽し
植物の生命力の強さと春の訪れを感じています。
今回は暖かくなると希望される方が増える
脂肪吸引
の
ボリュームダウン以外の効果
についてのお話です。
早速ですが症例写真を供覧いたします。
太もも全周+臀部+膝
の脂肪吸引を受けられた方です。
向かって左が術前、向かって右が術後1ヶ月です。
細くなっている
のはおわかりいただけるかと存じますが、
「脚が長くなったように見える」
と思われた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
これには以下の理由があります。
それは
お尻や外もものボリュームが減って
脚の始まりが上側に移動したように見えるから
という理由です。
お尻や外もものボリュームがあると
そこを境界にして
それより下側が脚、上側が胴体(腰)
というように見えます。
脂肪吸引でお尻や外もものボリュームを減らすと
そこより上側にある腰骨付近のボリューム
が目立つようになり、
腰骨付近のボリューム
が
脚と胴体の境界
と認識されるようになり、
脚が長くなったように見えるのです。
(以下余談です。
人の目の錯覚
による脚長効果も考えらましたが、
自分なりに納得できる理論が
見つからなかったので今回は載せていません。
有名な
ミュラー・リヤー錯視
が
関わっているかと思いましたが、
渉猟しうる限り脚長効果と錯覚についての
文献は見つかりませんでした。
こちらは今後お伝えできるものがあれば
このブログでお伝えしていきます。
余談ここまで。)
いかがでしたか。
脂肪吸引による脚長効果
そのメカニズムについてお伝えしました。
脂肪吸引手術では
脂肪を取る量
が注目されがちですが、
より大切なのは
バランス良く仕上がること
だと個人的には考えています。
脂肪吸引が盛んに行われている欧米では
脂肪吸引を意味する
liposuction
以外にも
liposculpture
という言葉も使われています。
sculpture
とは
彫刻
という意味です。
近年の英語の文献では
取ることに注力したliposuction
ではなく
美しい形を作るliposculpture
が脂肪吸引手術の本質である、
としているものが多いです。
この記事が脂肪吸引を始めとした
部分痩せ治療をお考えの方の
参考になれば幸いです。
施術名:脂肪吸引
施術の説明:超音波や高周波の熱を用いて皮下脂肪を柔らかくし、カニューレと呼ばれる2~4ミリ程度の細い管を用いて、脂肪細胞を直接吸引する施術です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・効果に満足できない・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格:47,430円~1,549,160円