昨日の投稿を予定しておりましたが、

予想外に残業になってしまったため投稿が遅れました。

 

楽しみにしていただいた方にはご迷惑をおかけし、

申し訳ありませんでした。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

以下、今回の投稿内容になります。

 

 

皆さまこんにちは。

私事で恐縮ですが、最近ゴルフを本格的に始めました。

と言っても

 

ゴルフ練習場のスクールに通い始めた

 

というだけですが。

 

しかしながら、一人で独学で練習するのと、

 

先生に見てもらいながら

アドバイスをいただきつつ、その都度改善する

 

のでは上達に雲泥の差が出ると感じられました。

 

どんなことでもその道の「師」となる方に

教えていただくのが上達の近道であると痛感しました。

 

 

今回は

 

需要が増えてきている

 

目の下のクマ治療

 

についての解説です。

 

 

目の下のクマの治療は色々とありますが、

 

影グマ

 

と呼ばれる、下まぶた〜頬前面の凹凸が

手術治療の対象になります。

 

眼球の周りにある眼窩脂肪(がんかしぼう)が

出っぱることでその下側に影ができ、

影ができる位置にある凹みが強調される

 

これが影グマの正体です。

 

でっぱり(凸)部分を減らし

凹み部分はそれを埋めて、

 

両者を平坦に近づける

 

というのがクマ治療の要点です。

 

色々な方法がありますが、

長期間(数年〜)持続する方法として

 

手術で脂肪使って凹凸をコントロールする

 

という方法があります。

このコントロールのやり方には

 

・眼窩脂肪を適量切除(減量)して、

でっぱり(凸)部分を減らし、

凹みに太ももの内側など

体の他の場所からの脂肪を移植(脂肪注入)する

 

・眼窩脂肪を凹みにずらして固定する(いわゆるハムラ法)

 

の二通りあります。

(眼窩脂肪を減量するだけの方法もありますが、

今回は凹みの治療も同時に行う場合について

お伝えしていくので、今回は割愛します)

 

 

では、

 

・眼窩脂肪の減量+脂肪移植

・眼窩脂肪の移動

 

のどちらが良い方法なのでしょうか?

 

どちらも一長一短なのですが、

どちらの方法を勧めるか、

 

私なりの決め方

 

を症例を交えながらお伝えします。

 

実際には

 

・太ももの内側から脂肪は取りたくない

・目の下以外にもほうれい線や額に脂肪移植をしたい

 

などのご希望を踏まえながら

ご提案を行いますが、以下の内容はあくまで

 

目の下のクマ治療に限った場合の勧め方

 

とお考え下さい。

 

 

まずは裏ハムラ法(眼窩脂肪移動)単独の方です。

 

 

左目の下(向かって右)の凹みがやや下まで広がっていたので

 

脂肪移植(コンデンスリッチフェイス)の併用がベスト

 

でしたが、

電子タバコを吸われるとのことだったので、

裏ハムラ法単独で手術を行っています。

 

 

次に

目の下の切らないクマ取り+コンデンスリッチフェイス(目の下ゴルゴ)

を受けられた方です。

 

 

この方も

 

左目の下(向かって右)の凹みがやや下かつ外側まで広がっていた

 

ので、

脂肪移植(コンデンスリッチフェイス)の併用をご提案し、

目の下~ゴルゴに脂肪移植を行っています。

眼窩脂肪の調整は目の下の切らないクマ・たるみ(ふくらみ)取り

で行っています。

 

 

私のクマ治療の勧め方は、

 

基本的に

 

裏ハムラ法(眼窩脂肪移動)

 

を第一にお勧めしています。

その理由としては

 

1. 結果が予想しやすいこと

2. 再手術が比較的容易であること

 

が、挙げられます。

以下に詳細をお伝えします。

 

 

1. 結果が予想しやすいこと

脂肪細胞に限らず、あらゆる細胞は血液を介して酸素や栄養が送られてくることで生きることができます。

脂肪移植の場合は、一度その血液の流れが途絶え、移植先でそれが再開することで定着します。

 

移植した脂肪が100%定着することは無いので、

通常は吸収される分を予想して

 

やや多めに脂肪注入する

 

ことがほとんどです。

しかしながら、

 

予想より脂肪の定着が良いor悪い

 

ということもあり、

狙った結果と異なる状態になるリスクが

どうしても付きまといます。

 

その一方で、眼窩脂肪移動では

 

脂肪を切り離さずに、

血が通ったまま移動させる

 

という方法を使います。

 

このため、

 

脂肪の吸収を考慮する必要が少なく、

術直後の状態が、ほぼ完成形と同じ

 

となります。

 

 

2. 再手術が比較的容易であること

眼窩脂肪移動(裏ハムラ法)は、基本的に、

眼窩脂肪を切除せず移動させる方法です。

 

クマが再発した場合や

術後のクマが残った場合(低矯正)、

術後に目が窪んでしまった場合(過矯正)

 

であっても

 

移動させる眼窩脂肪や移動先のスペースを

調整することで、

 

眼窩脂肪切除+脂肪移植

 

に比べて容易に修正する方ができます。

 

眼窩脂肪切除+脂肪移植

 

でも凹みに脂肪を入れることはできますが、

先述の通り

 

脂肪の定着率

 

の問題があるため、

正確さでいうと脂肪移動の方が

ボリュームをコントロールしやすいと思われます。

 

眼窩脂肪を取りすぎて目がくぼんでしまった場合、

脂肪注入でボリュームを戻すことは難しいですが、

 

眼窩脂肪移動なら移動させた脂肪の

固定位置を変えることで

比較的容易に眼窩内の眼窩脂肪のボリュームを

調整することができます。

 

上記の1と2の理由から

 

基本的には裏ハムラ法をお勧めする

 

ことが多いです。

 

 

では、どのような場合に

 

眼窩脂肪切除+脂肪移植

 

をお勧めするかというと、

 

目の下の凹みの範囲が広い場合

 

です。

 

 

眼窩脂肪移動術

 

は上記のような

 

1. 結果が予想しやすいこと

2. 再手術が比較的容易であること

 

というメリットがありますが、

 

脂肪を移動できる範囲に限りがある

 

ため、

 

目の下の凹みが外側や下側にある場合は

凹みに脂肪が届かない

 

ことがあります。

 

骨格や脂肪の出っ張り具合に個人差があるので

具体的にな数字は出しにくいのですが、

 

下まぶたの目の骨の縁から

5~10mmまでに凹みがとどまっていれば

 

眼窩脂肪移動だけで対応できることが多いです。

 

その範囲を超えている場合は

 

脂肪移植

 

を行って、凹みを減らすのが良いと考えております。

 

 

もちろん、眼窩脂肪減量より

眼窩脂肪移動(裏ハムラ法)を行い、

凹みをある程度改善したうえで

残った凹みに対して脂肪移植を行った方が

 

1. 結果が予想しやすいこと

2. 再手術が比較的容易であること

 

というメリットを享受できるので

凹みの範囲が広い場合は

 

眼窩脂肪移動+眼窩脂肪移動

 

がベストな方法と考えています。

 

 

いかがでしたが

クマ取り手術の選び方について

私なりの方法についてお伝えいたしました。

 

眼窩脂肪移動

形成外科時代に培った

 

皮弁法

 

という手術・手技と同じ考え方で行う手術で、

結果をコントロールしやすい

 

というのが最大の特徴と考えています。

 

脂肪注入はどうしても定着率の問題があり、

術後の過ごし方も、眼窩脂肪移動に比べて

注意していただく項目が多くなります。

 

お顔にメスを入れる

 

というのはとても勇気が必要なことだと思います。

 

術後は、様々なことにあまり気を使わなくて済むように

術後のご負担が少ない方法をお勧めしたい、

 

という考えもあって、

 

眼窩脂肪移動(裏ハムラ法)

 

を第一にオススメすることが

私は多いのです。

 

この記事が目の下のクマ治療をお考えの方の

お役に立てれば幸いです。

 

 

施術名:裏ハムラ法
施術の説明:目の下の脂肪を取るのではなく、膨らんでいるところから窪んでいるところに移動させ、美しく整える方法です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:334,070円

 

 

施術名:目の下の切らないクマ・たるみ(ふくらみ)取り
施術の説明:お顔表面を切らずに目の下の余分な脂肪を取り除き、ハリのある生き生きとした目元にする施術です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:90,400円(2023年2月1日~3月31日の限定価格、それ以外の期間は113,000円)

 

 

施術名:コンデンスリッチフェイス法
施術の説明:濃縮したご自身の脂肪を注入して肌にハリを持たせ、しわを改善する治療です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格:210,370円~354,750円