皆さまこんにちは。


今回は2021年9月30日〜10月1日に開催された

第44回日本美容外科学会(JSAPS)総会学術集会


に参加して思うことをお伝えします。



参加して一番感じた事は


美容医療はまだまだ発展の余地がある


ということです。


当たり前に感じるかもしれませんが、

私がそう感じた、その理由をお伝えします。



まず、美容外科、美容皮膚科には他の診療科と異なり


この診断に対してこのような治療をする


という基準やガイドラインが

あまり存在せず、


医師個人の裁量により方針が変わることが多い


という特徴があります。


『美容医療診療指針』


というガイドラインもありますが、

方針の記載が全くない項目も複数あり


医師個人の裁量に頼らざるを得ない


とも言い換えられます。


各々の医師が、良いと思っている方針が

微妙に違うので

学会ではしばしば議論が白熱することも少なくありません。



明確な判断基準が無いこと


が施術方針に差を生み、

混乱を招いているのでは無いかと感じます。



施術を受けられる方が

均一な美容医療を受けられるように


他の診療科と同じように

治療のガイドラインの整備が必要

と強く感じました。


これが、私が冒頭にお伝えした


美容医療はまだまだ発展の余地がある


と感じた理由です。



美容医療に携わる者として

自分が行ってきた施術をまとめ

学会や論文などで発信し


ガイドライン策定の一助

ひいては美容医療の発展に貢献していきたい


と思いを新たにした

そんな学会参加でした。