ERP導入に失敗してしまう企業には、いくつかの共通した特徴が見られます。その中でも特に多いのが、導入目的が曖昧なままプロジェクトを進めてしまうケースです。「他社も導入しているから」といった漠然とした理由ではプロジェクトは迷走します。明確な業務課題や目標を定めなければ、適切なパッケージ選定も困難になります。
過度なカスタマイズも失敗の典型です。既存業務を維持しようとシステムに大幅な変更を加えると、開発費用が膨らみ運用も複雑化します。また、経営層が効率化を期待する一方、現場が新システムに抵抗感を抱くといった社内の認識のズレも、プロジェクトの障害となります。
データ移行の失敗も深刻です。既存システムからの正確なデータ移行は困難を伴い、不整合や欠損は業務に支障をきたします。加えて、十分な教育がないまま運用を開始し、現場が混乱に陥るケースも少なくありません。
ERP導入を成功させるには、まず明確な導入目的と期待効果の設定が重要です。改善したい業務の具体化に加え、既存の業務プロセスをシステムのベストプラクティスに合わせて変更する姿勢も求められます。全社で推進するには、経営層のコミットメントと現場への丁寧な説明を通した理解の醸成が不可欠です。
導入プロセスでは、全社一斉ではなく特定部門から始める段階的な導入が効果的です。導入後は、新システムに慣れるための十分な教育期間と、適切な運用サポート体制の確保も重要となります。手厚いサポートが、スムーズな移行と早期の定着を実現します。
ERPパッケージとは、企業内で部門ごとに運用されてきた業務システムを1つにまとめたパッケージを指します。ERPパッケージは大きく分けると完全統合タイプとコンポーネントタイプ、業務ソフトタイプの3つに分けられます。
完全統合タイプは全ての機能がまとめられているERPパッケージで、販売管理や生産管理などの基幹業務に対応できるようになっています。様々な情報を一元化して管理できるため、情報の統合や共有に特化していると言えます。
一方、コンポーネントタイプは一部の部門や特定の部門へERPパッケージを導入できるのが特徴です。一部のみに導入できる事から企業ごとの戦略や事情に合わせた導入ができるのは魅力と言えます。追加導入もできるので、近年人気は高まっているようです。
また業務ソフトタイプは、特定の業務への導入が可能なERPパッケージです。生産管理や会計、人事などの業務を効率化させる事が期待できます。ERPパッケージの導入に関しては様々なメリットがありますが、その1つが情報を有効活用できるという点です。ERPパッケージでは膨大な情報の分析や加工などの作業が簡単にできるようになります。
さらに、ERPパッケージは経営戦略をスピーディに立てられるというメリットもあると言えます。ERPパッケージは各部門が持つ情報を一括で管理する事が可能なため、現状の業務における課題の洗い出しが容易にできます。そのため、スピーディに対策を打ち出す事ができ、生産性の向上などが期待できます。
こちらのサイト(http://freelance-erpdev.com)には、EPRを導入するメリットのほか、開発言語などについても詳しくまとめられているので、併せて一読してみると、より理解を深められるでしょう。
