ひと月ほど前に多分肝膿瘍を原因とする敗血症で入院した母。
おそらく門脈に膵臓癌が転移していると聞かされていたけど、
その症状よりも、肝膿瘍から来ていると思われる敗血症が良くならない。
肺の片方には水が溜まり、もう片方には影がある。
おそらくこれは肺炎だと言われた。
肝膿瘍はドレーンで排出し、がん細胞により閉塞しかけている胆管を広げるため、
先週金曜にステントを入れた。
ところが、今日の17時までに人工呼吸器を使うか使わないか
決めて欲しいと主治医から言われたと父が言う。
肺の状態が良くないから、酸素マスクはしてた。
鼻カニュラをしていたけど、それでは足りなくなって
酸素マスクに変わっていた。
それでも酸素が足りないという。
肺の水も抜けてきているのに、サチュレーションが上がらない。
人工呼吸器を付けても延命になるだけで、鎮静をかけるから意識もなくなる。
意識もなくただ寝てるだけで、心臓が止まるのを待つか、
人工呼吸器を外す意思決定が必要だと医師はいう。
人工呼吸器は患者は楽ではないと言うし、
それならもう自然に逝かせてあげてほしいと私の意思を父に伝えた。
母は今、まだ普通に意識もあり、呼吸は少し辛そうだけど、普通に話せる。
本当にもうすぐ死んじゃうの?嘘でしょ?
としか思えない。
2018年の1月頃に膵臓癌が発覚してから、
父は母のために、母が生きる力を持つために
家を立て替えた。
その家が、9月末に引渡しになっているのに、
母はその新しい家に住むこともないのか。
「退院したら、新しい家に置くダイニングテーブルを見に行こうね」
って、ほんの10日ほど前に話していたのに、
それも出来ないっていうの?
と言うか、今の家にも生きて帰れないっていうの?
退院したら、温泉行こう!とも言ってたのに、
それも出来ないの?
こんなに急激に悪くなるなんて、思ってなかった。
もしあるとしたら、膵臓癌の再発で化学療法やるんだと思ってた。
なのに、今のこの状況は。
膵頭十二指腸切除術の後遺症による細菌感染からの敗血症。
原因は各臓器を腸と繋いだりしているから大腸菌とか
肺炎桿菌等の腸の常在菌らしい。
糖尿病(これは糖尿病が主か、膵臓癌が原因かは分からない)があったから、余計に悪化したとも言える。
抗がん剤(アブ+ジェム)を行う予定もあったのに、
それも使えないまま。。。
母が居なくなったら…を考えると、もう涙が止まらない。
いつもそこにいる人が居なくなることの喪失感。
当たり前の日常こそが幸せな時間だったのだと
今更思うことの罪悪感。
今家にある母の全てのものを見て、
ついこの前までの元気だった時のことを思い出す。
いや、まだ生きているけど。
治る可能性はないって言われて、日々酸素供給量が増えているし、
そんな色んなピースをはめていくと、自発呼吸の限界までもうそんなに時間がないのかなと。
起きたら全部夢だったらいいのに。
もうこの先何年も、泣いて過ごしそうだし、
喪失感で精神が持たなさそうだ。