フェルナンデス

山手線の高田馬場と目白の間にエレキギターを扱う会社があるのを見つけたのは、まだ僕が10代の頃だったが、ドキドキワクワクさせられた。

そこがフェルナンデスだと知る迄にさして時間はかからなかった。実際にフェルのギターを買った訳ではないが、小物類は結構買ったとは思う。

それからかなり後、僕はこの会社に何度か出向き、ケーブル類などのモニターを依頼される事になるとは全く予想していなかった。山手線から見える僕にとってのモニュメント的な意味を持つ会社の終わりに寂しさを感じる。