昨年は、世界的にも、天候異変、地震、戦争、感染症など、思いもかけないことが続いておきました。

平穏な毎日が続くことが当たり前でないことを知らされた日々だったと感じます。

わが家も、夫婦共、怪我や病気に見舞われ、弱さを抱えながら、助け合う毎日を過ごしていました。

宝塚の舞台を観劇するチャンスが殆どなくなり、外側から状況を心配して見守っている状態でした。

去年からの宝塚歌劇団の辛い出来事を通して、生徒さんたちは、コロナ禍とは別の心の問題を抱えてしまったと感じます。110周年を迎えようとしている時に、これまで、表に出て来なかった体質の問題点も明らかにされようとしています。このことは、必要なことだったのだろうか、より充実した作品を作り上げるために通らなければならないことだと信じたいですが。あの華やかな魅力的な舞台を作り上げるのは、すべての領域において、最善を目指す意気込みと「愛」が無くてはできないことだと改めて、思いました。歌劇団がこの試練を乗り越えて立ち上がることができるよう祈っています。