さらさら


いつもながらに美しい中に色々なものが詰まっている曲。

衝撃でしたね。テツヤさんのコーラス、好きです(*´ω`*)


素直になりたくて言葉を探す 何かあるようで何もなくて

わざわざ"探す"くらいなので自然には素直な気持ちが出てこない。

次の一文は難解です。主人公は何か引っ掛かるようなものを感じて疑ってるけれど、決定的なものは何もない。

雨の音だけが部屋を埋めていく

雨の音だけ=人の声はない=結局捜していた言葉は見つからなかった模様です。

つまり疑っていることを打ち明けられなかったということです。

本当は素直になりたい半面、そうはできない事情もあり葛藤がある。

だから多くを望むことはしない。眠りにつくまで側にいて欲しいだけさというのは紛れも無い本心だと思います。

見てないときは自由でいいというのは少し強がってる気がします。相変わらず素直になれていないのかな。

まだ続くと信じてる 朝が来るって信じてると縋るようにも聞こえる言葉。

主人公は終わらせたくない関係。自分が本心を言おうものなら壊れてしまうだろうと分かっているようです。

悲しみは忘れないまま

過去に悲しいことがあり、それは忘れられないけれど、終わらせないために自分の気持ちは押し殺します。


的外ればかりまた謝って

ここでも見える関係性。お相手の気を損ねないようにしている描写。けど掴みきれていないようです。

そんな二人の関係はゆがんでいるらしい。対等なお付き合いではなさそうなのは伝わってきます。しかしそこに甘えながら、まだ続けていきたい主人公。

君の指先の 冷たさを思う。何故君の指は冷えているのでしょうか。物理的にどうこうというよりも、君の気持ちを表しているのではないかと思います。

主人公と君の温度差を感じます。


いつも気にしていたいんだという主人公の本音。やはり見てないときは自由でいいというのは素直になれていなかっただけ。永遠なんてないから 少しでも楽しくなって…命は、時間は限りがあるからそれなら楽しんだ方がいい。

それは自分自身もそうだけど、君にもそう感じてもらいたいから遠く 知らない街から手紙が届くような トキメキを作れたらなぁ


ゴリゴリ力で潰されそうで 体を水に作り替えていく

水のように何にでも変化できる柔らかさが欲しい。つまり悩むのがつらいのでしょう。魚の君というのは自由を愛している、縛ることのできない君を表しています。自分がのように広い心で、何も気にすることのない性格なら自由に泳がせられるのに。でも海でも川でもなく湖というのがポイントです。一見広そうに見えても湖は逃げ場がないです。


優しい光が僕らに射してと、暖かいひと時の幸せを感じている主人公ですが、君は巧妙な罠を抜け出してしまいます。どうにかつなぎ止めておきたいけれど、魚のように掴み所のない君なのでするりといなくなってしまうのでしょう。

夢オチであればいいと願うけれどそうじゃない。それが100度目の答なら自分が抗うことのできない正解だとも感じています。

ただ100度というと結構な時間がかかります。だから今はまだ眠りにつくまで側にいて欲しいだけさ。こんな二人の関係はもろくて今にも結び目はほどけそうでも

続くと信じてる 悲しみは忘れないまま


自由人な彼女に振り回される主人公…そんなイメージの曲だと解釈しました。

本当は独占欲もあるし、君が何をしているのかいつだって気になるけれど、そんな本心を知られたら君は窮屈になっていなくなってしまうだろう。

だから強がったり、本心を隠して、君をつなぎ止めているんじゃないでしょうか。


私はすごく自由人なので、この主人公みたいな男性が苦手です。

束縛されるの大嫌いです。だからこんな解釈になってしまったのかも。

こんな関係性も分かるのですが、一方的な我慢のうえで保っている関係は健全じゃなく、捉え方によっては歪んでいますよね。

さらさらという優しくて澄んだタイトルなのにこんな解釈してしまって申し訳ありません😓