突然ですが、このお菓子の名前は何でしょうか?

写真:日本の食べ物用語辞典より

①すあま、寿甘、素甘

②すはま、洲濱、州浜

③見たことのないお菓子

ぼくは、小さいころから「すはま」と云っていました。またそのころは、どこにでも売られているお菓子でした。しかし今となっては、売ってるのを見たことがありません、

ブロ友のnyanco-senseiさんの方では、よく売っているということでしたので少し場所は違っているのですが、東京へ行ったとき探しましたが、小さいのしか売ってなかったです。その名もプチすあまと可愛い名前です。

 

すあま同士がくっつかないようにでんぷん粉がまぶしてあるのですが、絶対多すぎます。しかも原材料表示に入れ忘れています。

原材料、アレルギー物質、栄養成分はこのようになっています。

ちなみにもう一つ買いました。こちらはすでに食べてしまったのですが、味はほぼ同じでした、1個の大きさはこちらの方が少し大きいです。

最初の写真のような大きなすあまにはお目にかかれませんでした。ところで気になっているのは、名前です。どれも「すあま」と書かれていますが、ぼくの頭の中ではこのお菓子の名前は、「すはま」です。その名前の由来については、州浜台というのがあってその形だからということでした、昔はもっと強弱のある凸凹だったんではないかと想像します。ちなみにもう一つ「すはま」というお菓子があります。それは水あめと大豆の粉や青大豆の粉で作ったお菓子です。よく小さな団子形にして「すはまだんご」という名で売られているのですが、こちらももとは、竿物でその切り口が州浜台の形と云うことで、した。そこから、その生地を丸め団子のようにしたお菓子なので「すはまだんご」というようです。従いましてすあま団子が州浜紋に似ているから「すはまだんご」と書かれていることがありますが、それは間違いのようです。「すはま」と「すあま」は、別の菓子というのは間違いではありませんが、もともとはどちらも州浜台の形で「すはま」と呼ばれていたのが、同じ名前では紛らわしいので、別の名前にしたのかもしれません。

和洋菓子製造大鑑(大正14年)を紐どけば、「洲濱」「洲濱糕」というお菓子があります。

配合からすれば、「洲濱」は、「すあま」と呼ばれているお菓子、「洲濱糕」は「すはま」と呼ばれているお菓子のようです。成形についてですが、「洲濱」は鬼簾で巻くとなっているのに対して、「洲濱糕」は、竹の棒3本で挟み凸凹を作るとなているので州浜紋にしたのか州浜台にしたのかは不明です。ただどちらも当時は、青粉(青色素)で着色していたようです。

ウィキペディアで「すあま」を検索してみると大阪では「すはま」と称して・・・とありぼくが小さい頃からこのお菓子を「すはま」と呼んでいたのは、大阪では昔からこのお菓子は「すはま」であったことが分かります。また語句的転訛かどうかは不明・・・とありますが、逆で「すあま」こそ、「すはま」が訛ったものと考えた方が正しいのではないでしょうか。それよりなぜ、大阪近郊ではこのお菓子が消えたのかの方が知りたいです。

過去に書いた、すはまだんごの記事です。

もうすぐ3時だよ おやつの時間だよ 今日のおやつは、豆政のすはまだんごだよ。 | minamijujiseiのブログ (ameblo.jp)

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